異世界でも主人公になれないの!?
どこにでもいるような普通の高校生の山野祐也(やまのゆうや)の唯一の趣味は異世界物の小説を読むこと。異世界に憧れるものの、それはフィクションと割りきっており今の生活を捨ててまで行きたいとは思っていなかった。そんな彼の前に突然不審な人物が現れる。「この世界はつまらなくないか?」まさにド定番の台詞を言う人物をスルーしようとしたところに「面白くなるよう細工をしたよ、君は違和感に気づくはずだ」と意味深な発言をして目の前から消えた。そしてその違和感に気づいた僕は異世界に足を踏み入れることになる。そしてかっこよく主人公として活躍する予定だったはずだったのに?