表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Lost World Online  作者: vitaminZ
第三章 率いる資格
17/19

第一話 盗賊は狂戦士に死す

暑い日が続いていますが皆様はどうお過ごしになられていますか?僕は干からびています。

「それでは今から第一回猟団最強決定戦を開始しまーす。」


『おおー!!』


いよいよ始まってしまった猟団最強決定戦。


近くの闘技場を貸し切りして絶賛開催。


アナウンサーは疾風の式神のアイドル、テイルちゃんがお送りします。


ちなみに俺の勝率はマイナスと思っていただきたい。


「それではくじ引きをはじめまーす。はじめは団長からっ!」


「……んっ。2番だ。」


くじ引きで同じ数字の人と闘うらしい。


「僕は1番だね。」


「私も1番だ。」


シフvsアリサ決定。


アリサがボコボコにされるのが目に見えるようです。


「俺は3番だ。」


「私も3番でーす。」


ルークvsテイル


うむ。いいコンビだ。


「……俺はシードなのか。」


リーフは種に帰りました。


「つまり……。」


「団長の相手は俺ですね。」


刀という特殊な武器を使う新入り“レン”。


長い事、銃だの、魔法だの、剣術を見てきたから“刀”がどういうものか想像しにくい。


変わり者といえば、俺の“銃剣(ガンソード)”もそうだが、果たしてどうなることやら。


「それではさっそく一回戦!シフさん対アリサちゃんです!」


「悪いけど、シフ。あのふざけた団長を倒すため全力でいかしてもらう。」


「多分、僕は倒せてもリュウジくんは倒せないよ。」


……何言ってんだこいつら。


「……そうはいっても、私はフェアな闘いが好きだ。お互い手の内を明かさないか?」


「……いいね、是非とも君の戦い方が知りたいよ。」


そう言うと俺たち一人ひとりに二人のステータスと装備品、魔法の載ったデータが送られてきた。


シフ Lv106


……はあ?


アリサ Lv102


……こいつらやべぇよ。


シフ 使用武器 The Jake 武器種類 大弓


アリサ 使用武器 Zephyr 武器種類 ダガー


英語はワカリマセーン!


シフ 使用防具 狂戦士の鎧


アリサ 使用防具 ヘルメスの盗賊衣


名前は至って普通だが性能はどうだろうな。


シフ ジョブ ベルセルク


アリサ ジョブ シーフ


狂戦士が一人いるな。


「……手の内は明かした、始めよう。」


「そうだね。」


前置きが大分長いが始まるようだ。レジェンダリーウェポンとベルセルクの闘い。


「それでは、いざ、尋常に……はじめ!」


合図と共にアリサが動き出した。


真っ直ぐにシフに向かって行く。


シーフはちょこまか動き回り後ろをとって、攻撃が基本だ。しかし、アリサはよほど自信があるのか正面突破を仕掛けるらしい。まあ、武器があれだもんな。


対するシフは、弓をゆっくりと構え矢を引き絞りはじめた。


あの速度ではアリサの攻撃に間に合わないだろう。


さて、シフはどう対抗するのか……。


アリサのダガーがシフの鎧を切り裂く。


攻撃後すぐに後ろへ後退する。シーフの基本姿勢だ。


シーフの特殊能力として、先制攻撃を決めると相手に与えるダメージが1.5倍になる。


さすがのシフもこれは痛いと思う。


予想通りシフのHPは3分の1になっている。


「これは勝負ありかな。」


「いや、ここからが問題だ。」


俺がアリサの勝利を確信した時ルークが反対の声をあげた。


「と言うと?」


俺が尋ねるとコクリと頷き話し始めた。


「ベルセルクの特殊能力は知っているか?」


「知らないな。」


「ベルセルクは常にカウンターの効果が付属している。これは体して問題じゃないんだ。問題はあいつの防具だ。」


狂戦士(ベルセルク)の鎧か。」


「ああ、あの防具は守備力がかなり低い。さらに、防御に関してはマイナス補正が入るし毒とかの異常状態にも抵抗が低い。」


「それだけ聞くといいとこなしだな。」


「その代わり、マッドネス状態なれる。」


狂戦士(ベルセルク)発狂(マッドネス)か。」


「発動時は常に体力が減り続ける代わりに相手の能力を無視したダメージを与えられる。もともと攻撃力がずば抜けて高いジョブだからな。」


「ちょっと待て。」


「なんだ?」


「能力はよくわかった。だけどマッドネス状態の発動条件がイマイチわからないな。」


「それについては明確にわかってない。」


「……ん?」


「つまり発動は気まぐれなんだ。」


「うわ、使えな。」


「それを明確化するためにあの武器を使っている。」


「ほほう。」


「あの武器は狂戦士の武器の一つでマッドネス状態の発動時条件を体力の2分の1以下の時にする。」


狂戦士一式(ベルセルクシリーズ)というわけか。」


つまりシフは今マッドネス状態。


この一撃で全てが決まるわけだ。


「アリサはその事を知らないし戦い方もイマイチ理解してない。つまり……。」


矢が放たれる。


マッドネス状態によりシーフのあらゆる能力が無効化されてるため補正が一切効かない。


アリサの体に矢が刺さる。


「……はじめから勝負は付いていたってことだよな。」


アリサのHPが一瞬で無くなる。


闘技場の大型ディスプレイにはShifu Winの文字。


「まあ、そういう事だ。」


猟団最強決定戦 第一回戦 勝者 シフ。










次回は二回戦。いよいよ団長の出番です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ