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Lost World Online  作者: vitaminZ
第二章 兵士の魂
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最終話 帰還

ビバ!高校生活!

「卒業式なんてなかったんや……。」


美人の姉ちゃんに話しかけるだけで卒業とかこの学園の不親切さを感じる。


そういえばここに来た目的ってなんだっけ?


「さてと……帰りますか。」


いつまでも団員を放っておくと何を言われるかわからない。


正確には勝手に団員増やして俺にさらなるプレッシャーを掛けてきそうだからだ。


てゆうか、もう増えてると思う。


そんなことを考えながら門の前に到着。


この無駄にでかい門もこれでおさらばだ。


「リュウジくーん。」


門をくぐると聞き慣れた声が聞こえてきた。


この2ヶ月間ほとんどの行動を共にした戦友のエリカだ。


「見送りとは気が利くじゃないか。」


「まあ、そのぐらいはしてあげなくちゃかわいそうでしょ?」


「何様だよ。」


「お姫様。」


「えぇ!?」


「そんなに驚かなくてもいいじゃない!?」


こんなやりとりもこれで最後なのかもしれない。


二人並びながらしばらく歩くと森が見えてきた。


「じゃあ、私はこれで……。」


「ああ。」


これ以上先に行くと戻るのが大変になってしまう。


「また、会えるよね?」


何回も聞いたようなセリフだな。


「会おうと思えばいつでも会えるさ。」


何回も聞いたようなセリフだな、おい。


「そっか。」


「それじゃあ、バイバイ。」


「おう、あばよ。」


そして俺は、家路に着いた。





◇◇◇





森の中に入って1時間弱。相変わらずのエンカウントの低さだ。


ありがたい限りです。


だが、今までの経験上何も無しで森を抜けられる方がおかしい。


必ず何かしらのイベントがあるはず……!!


〜1時間後〜


森を抜けていました。


「おかしいな。美少女を助けるイベント的なものが俺の中ではあったのに。」


まあこの際、何もなかったことを喜ぶべきかもしれない。


「よーし、アノールに直行!」


少し歩くと懐かしい街が見えてきた。


2ヶ月振りに帰ってきた。


街の門をくぐり、大通りに沿って歩けば見慣れた木造建ての家がある。


「よし。」


相変わらず目立たない家だった。


現在の時刻は午後4時。


誰か一人はいると思う。


扉の前にじっとしてても仕方がないので扉を開けることに。


「ただいまー。」


扉を開けるとそこには。


「誰だ!?」


「ええ!?団長が帰ってきただけだよ!?」


「お前のことなど知らん!」


こいつは予想以上に酷かった。


「ただいまです。」


ここで見慣れた顔の登場。


「ねーね、テイルちゃん!変な人が入ってきたよ!早く追い払って!」


「変な人って、団長じゃないですか。」


「久しぶり。」


「お久しぶりです。」


相変わらず愛想のいい子だ。

別に変な意味じゃないよ?


「こいつが団長なのか?」


「なんだよ。悪いか。」


「別に……。」


愛想のない奴。


「んで、他の連中は?」


「おい!」


「なんだよ、うるせえな。」


「私のことは聞かなくていいのか?」


「興味ないね。」


「なんだと…!?」


「まあまあ、アリサちゃん。」


「でも、こいつが!」


「団長は忙しいんだよ?ちゃんと後で紹介するからね?」


テイルの仲介でようやく黙る。


こいつ、手懐けてやがる!?


「あ、そうでした。シフさん達はもう帰ってくると思いますよ。」


「そうか。」


待つ必要はなさそうだ。


それから数分。シフ達は帰ってきた。


「ただいまー。」


「オッス。帰ったぞ。」


相変わらず暑苦しい連中だ。


「みなさんお帰りですー。今日はいいニュースがありますよ。」


テイルがそうゆうと「おお?」、「なんだ?」、と様々な反応を見せている。


てゆうか、人が増えてる気がする。


「なんと!団長が帰ってきました!」


「どうも。」


『誰だ!?』


「嘘でしょ!?」


団長って言ったばかりなのに、こいつら馬鹿なのか?


「おお、久しぶりだな。」


「お、ルークじゃん。久しぶり。」


懐かしい面子に俺も若干興奮気味。


そんなとことよりこいつの背中に背負ってる剣がめちゃくちゃゴツくなってる!!


なんか負けた気がする。


「やあ、リュウジくん。」


「よお、お前凄いな。」


シフの背中にはもはや兵器と思われる物が背負われている。


「ああ、これかい。これは弓だよ。」


「嘘つけ!!そんなゴツい弓があるか!」


「安心して、この弓じゃまだ街を壊せないから。」


「基準がおかしいんだよ!」


相変わらず恐ろしい奴だ。


「団長、久しぶり。」


そこに緑髪の美少年、リーフがやってきた。


「久しぶり……俺はもう何も言わないぞ。」


リーフの背中には2本のロングソードと1本のスピアが背負われいる。


やたらと輝いていて目がチカチカする。


「んで、私達だが…。」


ここでうるさい奴の登場。


「私はアリサだ。よろしく。」


それだけ言うとソファーに戻って行った。


無愛想な奴だな。


「あ、俺はレンです、よろしく。」


「よろしく、ちなみに武器は何使うの?」


そう言うとソファーからムッとした顔でアリサが睨んできた。


訳がわからないよ。


「俺は、刀を使ってます。」


これまた特殊な武器だな。


「私には聞かなかったくせに。」


「聞く前に行っちゃたじゃないか。」


「うるさい!」


めんどくせぇ。


「ハイハイ、何の武器を使うんですか?」


「ふふん、聞いて驚くなよ?私が使うのはこれだ!」


そう言うと腰から大きめのダガーを取り出し得意気にかざした。


「ふふふ、どうだ、驚いて何も言えないか?無理もない。」


何を言ってるんだ。


「で、これなに?」


「なにーー!!??」


狂った猛獣の如く近づいてきた。


「このレジェンダリーウェポンを知らないだと!?」


レジェンダリーウェポン、このゲーム内で最高のレア度を誇る武器。

一部のボスモンスターが落とすと聞いたがこいつがそんなのを倒したのか?


「どうやって手に入れた?」


「抽選で当てた。」


「得意気に言うな馬鹿。」


拍子抜けだ、全く。


「何を〜〜〜!!」


なんか顔が赤いぞ。


「だったら勝負だ!!この猟団で誰が強いか決めようじゃないか!!」


「また、めんどくさ……。」


『乗った!!!』


「黙れ!脳筋共!!」


この連中ときたら全く。


「負けるのが怖いのか?団長さん?」


「くっ!」


そう言われると腹が立つ。


「いいぜ、乗ってやるよ。」


「そうこなくっちゃな。」


こうして帰ってきて早々、忙しくなってきた。


次回から猟団決闘編ですねー。

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