第一話 失われた世界へ
いきなり、VRMMOを書こうと思った理由は…はいw思いつきですw
みなさんが面白いと思ってくれるような小説を書けたらいいなあーと思っている次第でございます。
『このゲーム貸してくれ!』
いきなりぶっ飛んだ事を言った俺に対して友達は容赦なく右ストレートを飛ばしてきた。
『痛い痛い痛い痛い!!!』
俺の叫びを全く聞こうとしない友達にもう一押しかけてみた。
『なあ、いいだろう?一週間くらいさぁ?ねぇ?』
『働かないニートに貸すゲームなどない。』
今度は丁寧に言った…つもりだったが効果がない。
(くっ!こいつできる…!!それに俺はニートじゃない!学生だ!)
そんな俺の心の叫びを理解しているのかしていないのかわからないがこれはもう貸してくれないということを悟った。
そして、最も致命的な事に気づいた。
『俺、ハード持ってないわ。』
『お話にならないね。』
ー次の日ー
俺はこの日決意をした。
何の決意かって聞かれたら一つしかない。
『Lost World Online買うか。』
数時間後様々な店を回った結果全財産ピッタリでハードとソフトを買う事に成功した。
《Lost World Online》通称:LO
つい先日発売されたばいでかなり人気のゲームらしい。
昨日ムカつく友達にやらせてもらったがなかなか面白い世界観だった。
ゲーム内容は、経済、軍事、技術がいまの現代より発達した世界が突如現れた魔物に襲われ一度は消えかけた文明が持ち直し再び世界に平和を取り戻そうという、意外とありがちな内容だ。
しかし、そのありがちなところに俺は興味を引かれたのだ。
それと、ムカつく野郎いわくグランドクエストなるもの以外にもクエストは豊富でさらに魅力的なのはプレイヤー、一人一人にクエストがあるらしい。
どういう事かというとその人だけのグランドクエストというのがあるらしい。
そのクエストの名前をOクエストという。
Oは何かというと、one by oneのOである。意味がわからない人は英和辞典で調べてみよう。
武器種は大きく分けて三つで、剣、銃、魔法に分かれるらしい。
あのムカつく野郎いわくトッププレイヤーのレベルはまだ30前後らしい。
というわけでさっそくゲームの世界へ…。
◇◇◇
ゲームのスイッチをいれさっそくVRの世界にきた。
ちゃんと下準備はしてきたためなんなくユーザー登録を済ませた。
はじめに男か女かを選ぶがどうやら現実の性別に強制的になるらしい。
次は、キャラネーム。
これは前からやってたネトゲの名前でいいだろう。
ボードに《Ryuji》と打ち込みOKを押した。
アナウンスの指示に従いその後の操作も行った。
最後にアナウンスから、良い旅をと言われ目の前が真っ白になった。
目が覚めたらベッドの上で仰向けになっていた。
はじめは全員小さいながらも家があるらしい。
目の前に現在いる場所の名前が効果音と共に表示された。
《はじまりの街 アノール》
どうやらここが初期リスポーン地点らしい。
ベッドの上から立つと目の前に チュートリアルの文字が浮かび上がった。
その文字をタッチすると目の前に文字の列が現れた。
『なになに、右手の親指を立てながら下に振るとメニューが表示されるか。
こうか?』
指示された通りにすると目の前にメニュー画面が表示された。
左に自分の全体図とステータスが表示されて右にアイテム欄やオプションが表示されていた。
改めて自分の作ったアバターをみるとイケメンすぎた。
現実とは違って鼻も高く背も高い。
自分で作って悲しくなってきた。
メニュー画面を消すと、Goodの文字が浮かんでいた。
この調子ですべてのチュートリアルを終わらせた。
いろいろとやる事があったがいつの間にかゼニーが3000になっていた。
ゼニーとはこの世界のお金の単位である。
『なるほど。これで武器や防具を揃えろという事か。』
さっそく武器屋に行った。
はじめの街だが品揃えも良くビジュアルもなかなかいい。
そんな中俺が一番気に入ったのは、両刃直剣である。
これをメイン武器としてしばらく使おうと思う。
サブ武器はまだゼニーが足りないため買わない方針だ。
防具は適当に見栄えのいい、レザーシリーズを買った。
この世界は色にもこだわっているらしくカラーがたくさんあった。
ちなみに俺は黒色を選んだ。
この時点でゼニーはもうスッカラカンだ。
さっそくクエストに…と思ったが時刻を見ると23:09と出ていた。
明日も学校があるから早めに寝る事にした。
明日あの馬鹿野郎に教えてやろうと思いながらすぐに眠りについた。
感想など書いてくれると嬉しいです。