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[完結保証]規格外の最強皇子、自由に生きて無双する〜どこへ行っても、後世まで語られる偉業を残していく、常識外れの皇子〜  作者: 西園寺
海洋国編

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第47話 王都侵攻

次話は明日19時に投稿予定です。

進軍開始から五日。


帝国軍はついに――


魔王国の王都ヴァルディアへ到達した。


巨大な城壁が、遠くにそびえている。


海に面した巨大都市。


魔王城都市ヴァルディア。


その城壁の上には、魔王国の旗がまだ掲げられていた。


だが――


都市の周囲にはすでに帝国軍が展開している。


北には第一軍団。


東には第二軍団。


南の海には第三軍団。


完全包囲。


逃げ道はない。


そして先頭にいた三人も、王都の前に立っていた。


アルノー公爵。

アルト。

レグナ。


三人は並んで、王都を見上げる。


巨大な城壁が、遠くにそびえている。


海に面した巨大都市。


魔王城都市ヴァルディア。


その城壁の上には、魔王国の旗がまだ掲げられていた。


だが――


都市の周囲にはすでに帝国軍が展開している。


北には第一軍団。

東には第二軍団。

南の海には第三軍団。


完全包囲。


逃げ道はない。


アルノー公爵が城壁を見上げる。


「これが王都か」


レグナが静かに答える。


「魔王国最大の都市です」


レグナはそう言ったが、その声はどこか静かだった。


故郷の都。


だが今は――


帝国軍に包囲されている。


城壁の上では兵が慌ただしく動いていた。


突然現れた帝国軍に、王都は明らかに混乱している。


アルノー公爵はそれを見ながら言った。


「兵の数は」


レグナは城壁を見ながら答える。


「おそらく二万ほど」


そして続けた。


「ですが」


「第一王子と第二王子の軍が混ざっています」


アルトが聞く。


「つまり?」


レグナは短く答えた。


「指揮系統は崩れています」


アルノー公爵は小さく頷いた。


「内乱中の軍だ」


「まともに戦える状態ではないな」


その時、後方から伝令が駆けてきた。


「報告!」


馬から飛び降りながら叫ぶ。


「第三軍団より連絡!」


アルノー公爵が振り向く。


「言え」


伝令は声を張り上げた。


「王都ヴァルディアの港を完全制圧!」


空気が少し変わる。


「海軍、都市南部へ進軍開始!」


レグナが静かに息を吐いた。


「……これで王都は完全に包囲されました」


アルトは城壁を見ながら言う。


アルノー公爵はゆっくりと剣の柄に手を置いた。


「その通りだ」


そして後ろに並ぶ帝国軍を見る。


無数の兵。


整然と並ぶ軍団。


今回の戦闘には帝国軍の6分の1ほどしか参加していないがその人数は25万、他の国の正規軍よりも多い。


攻城兵器もすでに前に出ていた。


アルノー公爵は低く言った。


「攻撃準備」


その一言で帝国軍が動き始める。


魔導砲が配置される。


破城槌が前に運ばれる。


兵が隊列を組む。


アルノー公爵は城壁を見たまま言った。


「王都を落とす」


静かな声だった。


だが――


それは決定だった。


魔王国の王都ヴァルディアを巡る戦いが、


今、始まった。


整然と並ぶ三つの軍団。


無数の旗が風に揺れている。


アルノー公爵は短く命じた。


「魔導砲、前へ」


その声と同時に兵が動く。


巨大な魔導砲が前線へ運ばれていく。


金属が軋む音が平原に響く。


城壁の上の兵たちも、それに気づいたのだろう。


慌てて動き始める。


だが――


遅い。


アルノー公爵が言った。


「第一射、城門」


魔導砲の術者たちが魔力を流し込む。


砲身が淡く光り始める。


空気が震えた。


そして――


轟音。


光の塊が一直線に飛ぶ。


次の瞬間。


王都の巨大な城門に直撃した。


爆音が響き渡る。


城門が大きく揺れ、煙が上がる。


城壁の上で悲鳴が上がった。


アルノー公爵は冷静だった。


「第二射」


再び魔導砲が光る。


轟音。


今度は城門の一部が崩れ落ちた。


石と木材が砕け散る。


アルトはそれを見ながら呟く。


「早いですね」


アルノー公爵は短く答える。


「一日もかからん」


そして剣を抜いた。


「城門が開けば終わりだ」


レグナは王都を見つめていた。


自分の国の都。


だが今、その城門が崩れていく。


やがて――


大きな音と共に城門が崩れ落ちた。


煙が舞い上がる。


アルノー公爵が剣を前へ向けた。


「突撃」


帝国軍が一斉に動いた。


無数の兵が城門へ向かって走り出す。


魔王国の王都ヴァルディアへ――


帝国軍が雪崩れ込んだ。


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