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[完結保証]規格外の最強皇子、自由に生きて無双する〜どこへ行っても、後世まで語られる偉業を残していく、常識外れの皇子〜  作者: 西園寺
海洋国編

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第45話:帝国の介入

次話は明日19時に投稿予定です。

レグナが膝をついたまま、頭を下げている。


「魔王国第三王子レグナ」


「帝国に忠誠を誓います」


会議室は静まり返っていた。


皇帝はしばらくレグナを見つめていたが、やがて静かに口を開いた。


「顔を上げよ」


レグナはゆっくりと顔を上げる。


皇帝は言った。


「その忠誠、確かに受け取った」


短い沈黙。


そして続ける。


「だが」


皇帝の声が少し低くなる。


「魔王国は今、内乱中だ」


三公爵も黙って聞いている。


「王位争い」


「貴族同士の争い」


「国はすでに割れている」


皇帝はレグナを見た。


「このままでは魔王国は崩壊する」


レグナは静かに頷いた。


「その通りです」


皇帝はゆっくりと振り返る。


「アルノー公爵」


武の公爵が一歩前に出る。


「軍は動かせるか」


アルノー公爵は迷いなく答えた。


「可能です」


低い声だった。


「帝国軍三個軍団で十分でしょう」


会議室の空気が一瞬張り詰める。


皇帝は頷いた。


「よろしい」


そして言う。


「帝国は魔王国に武力介入する」


レグナの目がわずかに動く。


皇帝は続けた。


「目的は一つ」


「内乱の鎮圧」


「そして」


一瞬、間を置く。


「レグナを魔王国の支配者にすることだ」


三公爵は何も言わない。


すでに理解していた。


皇帝は宣言した。


「魔王国を帝国に編入する」


「そのための戦争だ」


部屋の空気が変わる。


アルノー公爵が低く言った。


「すぐに準備します」


皇帝は頷く。


そして視線をアルトへ向けた。


「アルト」


「今回の計画」


「お前も関わるか」


俺は少しだけ笑った。


「もちろんです」


そしてレグナを見る。


「あなたの国です」


レグナも静かに頷いた。


「案内は任せてください」


俺は言う。


「では」


「魔王国を取りに行きましょう」


帝国はついに動き出した。


「もう一つある」


その言葉に、全員の視線が集まる。


皇帝は静かに言った。


「各国へ知らせを送れ」


ラインハルト公爵がわずかに頷く。


皇帝は続ける。


「帝国はレグナ王子の要請により魔王国の内乱を鎮める、そして魔王国を帝国に編入する」


短く、だがはっきりとした言葉だった。


「これは帝国の決定だ」


ラインハルト公爵が答える。


「すぐに各国へ通達します」


帝国の外交網が動き出す。


大陸中の国々に、帝国の行動が知らされることになる。


皇帝は次にアルノー公爵を見る。


「軍務はどうする」


アルノー公爵は地図を見ながら言った。


「作戦開始は一週間後」


そして指で王都を叩く。


「作戦期間も一週間」


部屋の空気がわずかに動く。


「七日で終わらせます」


皇帝は何も言わない。


アルノー公爵は続けた。


「目標は単純です」


「魔王国の王都ストイルを制圧」


「そして内乱の中心人物をすべて拘束する」


レグナが静かに言う。


「第一王子と第二王子」


アルノー公爵が頷く。


「その二人」


そして続ける。


「さらに」


「彼らに関わった貴族」


「文官」


「武官」


「すべて捕らえる」


短い沈黙。


アルノー公爵の声は低かった。


「首謀者をすべて押さえれば」


「内乱は終わる」


皇帝がゆっくりと言った。


「つまり」


「七日で魔王国を制圧するということか」


アルノー公爵は迷わず答えた。


「はい」


そして言う。


「帝国軍なら可能です」


静かな沈黙。


やがて皇帝が頷いた。


「よろしい」


その一言で決まった。


「作戦開始は一週間後」


「期間は七日」


皇帝は静かに宣言する。


「魔王国の内乱を終わらせる」


そしてレグナを見る。


「その後」


「お前を公爵に任命する」


帝国の戦争は――


もう始まっていた。


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