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規格外の最強皇子、自由に生きて無双する〜どこへ行っても、後世まで語られる偉業を残していく、常識外れの皇子〜  作者: 西園寺
転生

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4/9

3話:皇帝との会話

感想と評価をお願いします。

次話は10日19時予定。

皇帝は、静かに僕を見つめ続けている。

その視線は、幼子を見るものではなかった。


未来を、見極めようとする目だった。


「アルト」


低く、はっきりと名を呼ばれる。

今の僕は、記憶を失った幼い子供だ。

そう振る舞うと決めている。


「はい」


「私はそなたの父シクタルン帝国皇帝だ」


皇帝と名乗る今世の僕の父は威厳に満ちていた。

空気をも支配するほどの圧力を皇帝から感じる。


「名をレオンハルト・シクタルンという」


「ちち?」


「そうだお主は私とここにいるレイラの子だ」


「れぃら?」


「お主の母、この国の王妃だ」


僕は目を豪華な服を着た女性に向ける美しい顔をしていた、地球なら1000年に1人の美女と言われるレベルの美女だ。

彼女はどこか不安げな顔で僕を見ていた。

彼女を見ていると彼女と目が合う、すると彼女は僕に話しかけてきた。


「アルト私が貴方の母よ、本当になにも覚えてない?」


少し落ち着いたのか僕の今世の母は静かに僕に聞いてきた。


「はは?」


「そうよあなたの母よ、貴方は私とここにいる陛下のたった1人の子なのよ」


「ぼくが子?」


「そうだなお主はアルト・シクタルンこの帝国の皇太子にして次期皇帝だ」


「こうたいし?」


僕が首をかしげると、皇帝――レオンハルトは小さく息を吐いた。


「皇太子とは、この帝国で皇帝の次に立つ者のことだ」


「つぎ……?」


「そうだ。いずれ、この国を治める立場になる」


「……ぼくが?」


「他に誰がいる」


皇帝は当然のように言い切った。


「この国には、厳格な身分制度がある」


「皇帝を頂点に、皇太子、皇族、貴族、騎士、平民、隷民」


「その序列は、絶対だ」


「どうして……?」


僕の問いに、皇帝は即座には答えなかった。


代わりに、一歩前へ出てきたのは王妃――レイラだった。


「それはね、アルト……」


彼女は少し言葉を選ぶように間を置く。


「この国では、力がすべてだからよ」


「ちから?」


「ええ」


皇帝が、再び口を開く。


「この世界にある“魔力”だ」


「まりょく……」


「魔力は、生まれながらに持つものではない」


その言葉に、側近たちが一瞬だけ緊張するのが分かった。


「魔力を持つのは、皇帝ただ一人」


「……ちちさまだけ?」


「ああ」


「そして、皇帝が与えた時にだけ、他者にも魔力は宿る」


「もらう……?」


「そうだ」


皇帝の視線が、僕を真っ直ぐ捉える。


「魔力を与えられた者は、身分を得る」


「貴族となり、騎士となり、国を動かす力を持つ」


「じゃあ……」


僕は小さく拳を握った。


「ぼく、まだない?」


「今はない」


皇帝は、はっきりと言った。


「皇太子であっても、魔力は与えられていない」


「どうして?」


「それは――」


皇帝は一度、言葉を区切る。


「魔力を与えるには、体が最低でも五歳になっていなければならないからだ」


「……ごさい?」


「そうだ」


「それより幼い体では、魔力に耐えきれない」


「無理に与えれば、肉体が崩れ、命を落とすこともある」


王妃の表情が、わずかに曇る。


「過去に……失敗した例があるのよ、アルト」


「……」


「だから、どれほど特別な立場であっても例外はない」


皇帝が静かに頷く。


「皇太子であろうと、余の子であろうとだ」


「じゃあ……」


僕は恐る恐る尋ねた。


「ぼく、まだ……まつ?」


「ああ」


「成長するまで、力は与えられぬ」


「それまでは、ただ学び、生きる」


「……わかった」


そう答えると、皇帝の表情がほんの僅かに和らいだ。


「それでいい」


「力とは、急ぐものではない」


「耐えられる者にのみ、与えられる」


その言葉は、未来の僕に向けられたもののように感じられた。

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― 新着の感想 ―
普通に面白い、いろんな作品はあるけどこの作品は何か違うように感じる異世界転生だけど今までの作品は似たりやったりなのにこれはおもろい。
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