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パラサイト  作者: ふりまじん
秘密
135/202

128話もしもし

レイ!!


彼女の存在に一縷(いちる)の望みをかけた。

私はパソコンのモニターを見つめながら、禁止事項を思って一度、躊躇した。

「これ…マジでドッキリとかじゃないよな?」

私は、北城を睨みながら確認した。

悪ふざけだったら…本気で絶交するつもりだった。「残念だが、間違いなく現実だ。

我々は、未知の生物によって、この屋敷に囚われている。

下の人間もそうだが、我々もまた、等しく彼らには獲物に違いない。」

北城は、穏やかに…と、言うより、難しいゲームの説明を始めたような顔でそう言った。


もう…ドッキリでもなんでもいいや。


私は、決意をしてマイクをONにした。

そして、彼女に語りかける。


「もしもし、レイさん」っと。


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