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パラサイト  作者: ふりまじん
秘密
127/202

120話引き出し

治療薬…何を?


私は混乱する。そして、動悸がするのを感じた。


「聖遺物と呼ばれるものは、大なり小なり、何かのご利益(りやく)がある。

万病を治す…聖杯は有名だよな。

イエスの処刑に関係あるものには、少なからずそのような噂がある。

イエスを刺したロンギヌスの槍、

貼り付けにされた十字架。

そして、遺体を包んだ聖骸布。


そして、それらを手にすると、なぜか、世界を支配できると続く。

不思議だろ?なぜ、病気がなおると世界を支配できるのか?」

北城の声が不気味に夜の闇に広がる。


「それは……感染症の特効薬なら、それで感染爆発がおさまり、平穏に生活が出来るとしたら、巨万の富と名声が得られるから…。」

背中にゾクリと何かが走る。

パンデミック?

新たな感染症


novus ordo seclorum…ノブス オルド セグローム

1ドル札のあの文章を思い出した。


新時代の秩序…


何かが頭の中で整い始めて来る感じがした。

草柳レイの言葉を思い出した。

「1ドル札を探すなら、財布の中をおすすめするわ。」

彼女は次にこうも言った。

「お財布は平たい引き出しに入れてましたよ。」


私は操られるように机の平たい引き出しを開いた。


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