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パラサイト  作者: ふりまじん
秘密
114/202

106話 ダヴィンチコード

セクシー素数(ーー;)


分からない。北城と言う男も、数学者と言うやつらも…


中学生じゃあるまいし、6の発音にトキメクなんて、50代を突破した日本男児の私には理解できない。

と、いいながら、中学時代の英語のリスニングの試験で6時の発音に、好きな女の子の横顔を盗み見た黒歴史がよみがえったりもする。


いや、私の黒歴史で甘酸っぱくなってる場合ではない!


「これは年号だ。そして、ノストラダムスが関係してる。」

と、恥ずかしい回想の反動で北城に強く抗議した。

「( ̄ー+ ̄)フッ…ノストラダムス…」

「(///∇///)…」


ここで、ノストラダムスを鼻で笑われて我にかえった。

実は、私の方が恥ずかしい事を口走ったのだろうか?

「このしおりにノストラダムスを連想する何がある?」北城は真顔で聞いていた。

馬鹿にされるのも嫌だが、真顔でスルーも痛いものだ。

「これは、2011年、雅苗さんがプロバンスでもらったらしいパンフレット等のコラージュだと思う。」

平常心を心がける。

「そうか、たしか、ノストラダムスは、プロバンスの人間だったな。しかし、それだけでは、説明が弱いな。それに、らしい…とは憶測だろ?」

「そうだ。しかし、長山さんに聞いたところによると、雅苗さんがノストラダムスに興味があったらしい。」

私はそう言いながら、スカラベの話を思い出していた。

イシスのスカラベのミイラの話…北城はどう考えているのだろう?


が、それを聞く機会(タイミング)を私は外した。

「次は『ダ・ヴィンチコード』か…」

と、北城が呟いたからだ。


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