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パラサイト  作者: ふりまじん
秘密
108/202

102話開示

数分後、何をどうしたのか、黒い画面にびっしりと白いドットが出てきて、古いゲームの迷路のようになっていた。

その迷路に、団子虫のような何かと、丸、横棒とその上に丸が乗っかってるものが配置されていた。


「なんだろう?これはモンスターなんかな?」

私が北城に聞くと、北城は不思議そうに私を見る。

「モンスターとは?」

「だから、この、団子虫だよ。そして、この横線にドットがあるやつは、何かのアイテムかな?」

私は、昔のゲームを懐かしむ。

「団子虫……?ああ、ゼロか。」

北城が笑ったので、何か、昔のゲームだと確信した。

昭和の電子ゲームは、無名で消えたものも多いが、不人気でも面白いものは、結構あった気がする。

いや、ただ、遊ぶ道具が限られていただけかもしれないが。

「コイツ、ゼロっていうのか…。」

私は、スライムのパクリのようなソイツを指差した。

「マヤ人は、なんと呼んだかは知らないが、数字の0だと思う。

シケイダ3301の謎にかけたのかね、マヤの数字を使うとは。」

北城は、そう言いながら数字をメモして行く。


「10489…なんだろうな。」

北城はそこで深く考え込む。

昔のゲームを思い出して、あれこれとバカな話を披露した私の事などガン無視で。


指摘されるのも嫌だが、無視されるのもそれは、それで恥ずかしい…


しかし、何がしたいのだろう?

シケイダ3301の謎を模倣したのなら、ここは数字に.comをつけて見るべきなのだろうが、それは私が指摘する前から北城がさっさとトライ&エラーを出していた。


黒い画面に白い四角のドット。そして、塔のように三隅に囲まれた大きめの四角…

ゲームのダンジョンじゃないとすれば…


私は、北城に聞いた。


「北城、悪いがこの画像の白い部分と黒い部分、変えることは出来るか?」

私の問いに、北城はキー操作で答えた。

「で、少し縮小をかけてくれるかな?」

と、言いながらスマホを開いた。

「こうか?」

「ああ、もう少し小さいくらいかな?」

私は、スマホのカメラ機能を開いてバーコードリーダーを起動した。


読めた!


少し驚いて、それから急いでサイトを開いてみる。

少し待って開いたのは、どこかのblogのログイン画面だった。


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