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漢!漢!漢!!!熱き勇者達の冒険章  作者: レモネード
第1章 始まりは筋肉と共に
1/17

プロローグ

初投稿です。

勢いで書いたので拙い文章で、読みづらいと思うかもしれません。

一応連載ですが、短くまとめようと思っていますので、よろしくお願いします。

また、言葉遣いや、誤字脱字もあるかと思いますが、暖かい目で見守ってくださいm(__)m

「フッ…フッ…フッ…」


 暗い室内に男の息遣いが聞こえる。

男は上半身の服を脱いでおり、仰向けの状態で床に寝そべっている。身体からはかなりの量の汗が噴き出しており、濡れた肌が窓から洩れている月の明かりに照らされ、光が反射している。


「よし、3セット目始めるか。1…、2…、3…、4…」


 男は上半身を起こし、伸ばしていた足を軽く曲げて持ち上げる。そこから左肘と右足をくっつけるように動かし、戻す。次に右肘と左足をくっつけるという動きを交互にしている。いわゆるバイシクルクランチという腹筋のトレーニングである。それを行うごとに先ほどよりも6つに割れた腹筋が強調される。


「98ッ…99ッ…100ッ!!」


 100回に達すると同時に床に倒れこみ、先ほどと同じ格好になる。


「っだあああ!きつい!!100回3セットはやりすぎたか!?」


 そういうと男、岩垣努(いわがきつとむ)はタオルで汗を拭き、傍らに置いてあったペットボトルの水をゴクゴクと飲み干した。


「ぷはぁっ!なんでただの水がこんなに美味いんだろうな。この味はトレーニングした者にしか味わえないよなぁ…」


 そんなことをいいながら空になったペットボトルを潰してゴミ箱に捨てる。


「よし、さっさとランニングを済ませちまおう」


 努は拭いても出てくる汗にかまわずさっさとTシャツを着た。汗でシャツが肌に張り付き、シャツ越しでも筋肉量が多いことがすぐに分かる。

 努はその上にウィンドブレイカーを着て、外に出る。


「涼しい…、やっぱり走るなら暗くなってからだよな。」


 努はランニングは夜派であった。風は穏やかで人通りも少ない。走るのに最適な時間であると努は思っている。しかし夜に走ることによって起こる弊害もあった。

 努は顔は平凡だが目つきが鋭く、身長が180センチあり少し高めである。それに加えて体格もいいことから、怖がられることが多い。そのため、しばしば警察に職務質問されることがあるのだ。

 それでも夜に走ることは気持ちが良く、まったくやめることはしなかった。


 アスファルトを蹴り出してタッと音を鳴らす。軽快に走り出し、少し息が荒くなる程度に暫く走った。

 夜であり人通りの少ない住宅街を走る。この時イヤホンで音楽を聴いたりはしない。なぜなら努は、静かな町の中で響く自分の走る音が好きなのだ。一定のリズムで鳴らされるタッタッタという音を聴いていると、それだけで集中できる。


 しばらく走った努は計測器を見ながら考える。


(1.5キロまでもうちょい…よし、いくぞ!)


 そう心の中で言った努は一気に走る速度を上げる。より力強く鳴る足音と、荒くなる呼吸に手ごたえを感じた。そして1kmに達すると速度を徐々に下げていき、再び最初の速度に戻して、息を整える。これはいわゆるインターバル走というトレーニング方法である。


(流石にキツイなこれ!でもこれ始めてから体力かなり上がったんだよな。これ続けてたら次のマラソン大会のタイムも大分上がるんじゃないか?)


そんなことを考えながら努は横断歩道で信号が赤になったため、止まる。


(…ふぅ。ノって来たところに信号につかまるとちょっと気分が盛り下がるんだよなぁ…)


 信号のないコースを選ぶこともできたが、今日は気分が乗ったため、長い距離を走ろうと決めた。そのために、このようなことも起こってしまう。

 愚痴を心の中で言いながらも、信号が青に変わるのを待つ。その間も足は止めていない。それは焦る気持ちもあるが、急に止まってしまうと足に負担が掛かってしまうことが大きい。

 信号も主人公の気持ちを察したのか、すぐに赤色から青に変わってくれた。努は気持ちを切り替える意味もこめて一歩目を強く踏み込んだ。


その瞬間、地面が光ったと同時にガラスのように砕け散った。



「えっ?あっ、うああああああああ!!!!」


体重をかけていた足場がなくなったことで、当然ながら努の体は虚空に落ちていくのであった。




プロローグは短くてもいいよね(´・ω・`)?


Q:なんで部屋を暗くして筋トレしてるの?変態なの?

A:努君は、電気を消した方が集中できる気がするからです。

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