とこしえの国
遥か彼方へ
おまえの錆びた羽を広げ
飛んでいきたい
其国への鍵は
廃れ、錆びた、死にゆくおまえの羽
それを手にする為ならば
勝ち得た微笑みをも手放そう
鉄の羽を盾にして
燃えゆく劫火を通りぬければ
浩蕩たる地を感じられる
私は其地で誠の言の葉を紡ぐだろう
燦燦と咲きほこるあの華は
真実より教えたまえし子守唄
痛み苦しみ憎しみは
彷徨える雲と化し
雨を降らし
浄められる
淀みなき風を吸い込めば
己が己となる場所へ
星々も謡うその場所は
泡沫の絆とは切りはなされる
無限を超えた
とこしえの国