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専業主婦!  作者: せりもも
第1章 PTAモンスター、爆誕!
13/45

はあぁぁぁぁ


 思ったとおり、第1回の委員会は、参加者が全体の3分の1しかいなかった。


 前日の夕方、私は、次から次へとかかってくる「仕事が忙しくって、出られませぇーん」という電話の応対に忙しく、夕食の時間が40分も遅れてしまった。


 いちいち、電話してくるな! と思った。


 あんたらがいくら仕事をしたって、それはみんな、自分らの生活の為だろ。あんたらの分まで、PTAやってるこっちには、一銭も入ってこないんだよ。


 こっちだって、時間を削ってるんだ。無報酬で。それどころか、その分の時間は、働けないというのに。


 自分の割り当てくらい、きちんとこなせ。

 子どもを、学校に預けっぱなしにするな!


 気がつくと、心の中でののしっていた。

 まあ、実際に口に出すわけにはいかないし。



 いけない。つい、言葉が悪くなってしまった。身についた教養が、泣こうというもの。


 しかし、自分大好き、楽が一番、のサボリ魔の母親たちには、これくらいの下品な言葉でないと、伝わらない気がする。


 こんな人たちと、1年間、つきあわされるのかと思うと、ぞっとする。



 委員会なんて、いらないのでは、と、心の底から思ったのだが、前任者から引き継いだノートには、次の仕事が書かれていた。


 そして、次の委員会の日、参加者は、なんと、私としのぶさんの2人きりだった。


 つまり、そういうことなのだ。










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