はあぁぁぁぁ
思ったとおり、第1回の委員会は、参加者が全体の3分の1しかいなかった。
前日の夕方、私は、次から次へとかかってくる「仕事が忙しくって、出られませぇーん」という電話の応対に忙しく、夕食の時間が40分も遅れてしまった。
いちいち、電話してくるな! と思った。
あんたらがいくら仕事をしたって、それはみんな、自分らの生活の為だろ。あんたらの分まで、PTAやってるこっちには、一銭も入ってこないんだよ。
こっちだって、時間を削ってるんだ。無報酬で。それどころか、その分の時間は、働けないというのに。
自分の割り当てくらい、きちんとこなせ。
子どもを、学校に預けっぱなしにするな!
気がつくと、心の中でののしっていた。
まあ、実際に口に出すわけにはいかないし。
いけない。つい、言葉が悪くなってしまった。身についた教養が、泣こうというもの。
しかし、自分大好き、楽が一番、のサボリ魔の母親たちには、これくらいの下品な言葉でないと、伝わらない気がする。
こんな人たちと、1年間、つきあわされるのかと思うと、ぞっとする。
委員会なんて、いらないのでは、と、心の底から思ったのだが、前任者から引き継いだノートには、次の仕事が書かれていた。
そして、次の委員会の日、参加者は、なんと、私としのぶさんの2人きりだった。
つまり、そういうことなのだ。