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幸せはホットケーキの匂いから

作者: 沢木綾
掲載日:2025/12/23

飯テロ。明日の朝御飯はこれで決まり。

 朝起きたときホットケーキが焼ける匂いがしたら幸せだと思う。バターをのせて、メープルシロップをかけて。ついでにお湯を沸かして紅茶でも淹れれば絵に描いたような素敵な食卓になる。


 我が家のホットケーキは、小麦粉とベーキングパウダーで作るタイプで、卵と砂糖、サラダ油を先によく混ぜてから牛乳を加え、そこに粉類を振るいつつ加える。シリコンべらでさっくりと混ぜ、生地は完成だ。


 甘い系で食べたいときはここにバニラエッセンスを少々、2.3滴ほど追加するのも良い。


 今回は甘い系もしょっぱい系も食べたいが故にバニラエッセンスは加えないことにした。


 さて、生地を焼く前にホットケーキに合わせるおかずを用意しよう。


 まずはカリカリベーコンからだ。薄切りのベーコンのパッケージを開けて、一枚ずつフライパンに置く。弱火から中火でじっくりと油を出しながら両面を焼き、好みのカリカリ具合で皿に取る。

 次は、残った油に卵を落とし、少量の水を入れて蓋をして蒸し焼きにして目玉焼きも作っておく。


 そのフライパンでいい、バターを溶かして生地を焼き始める。最初の数枚はベーコンの香りが仄かに付くので、その塩っけと焼きたてを味わうべく摘まみ食いをしつつ、残りを焼き、バターを挟みながら重ねて皿に盛ると、食べる頃には溶けたバターが染み込んだホットケーキを食べることが出来る。


 冷蔵庫からラズベリーのジャムとクリームチーズ、メープルシロップ、牛乳を出して食卓に並べる。横に、沸かしておいた湯で作ったカップスープと紅茶を置いたら食事の準備は完了だ。


 一枚目は冷める前に目玉焼きの黄身とベーコンとで食べる。テーブルで挽くタイプの塩と胡椒を軽くかけただけだが、とろっと仕上がった黄身と食感がいいベーコンのマリアージュは堪らない。

 二枚目は皿に残った黄身と油を浚いつつ、バターだけの味わいで食べる。

 三枚目はメープルシロップだ。たっぷりとかけて滴り落ちるのを感じながら食べるのが好きだ。

 四枚目からはもう好き好きで、まだ味わってないクリームチーズとジャムに行くもよし、メープルシロップでもう一枚食べるもよし、合間にスープや紅茶や牛乳を挟みながら食べ終わったらゆっくりと食休みを取る。


 ラジオを流してから食器を洗い、後片付けを済ませれば、幸せな朝御飯から始まった、完璧な休日が動き出すのだった。

空白、改行含む   993文字

空白、改行含まない 957文字

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