表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/6

第1話 新しい世界

「もう疲れた…面接にどうしても合格できない。」


 李秀明リシュウメイは面接が終わって帰宅し、ベッドの上に寝そべりながらそう言った。


 大学に在籍している時も卒業した後も勤め先が決まらなかった。お父様とお母様は私を毎日励ましてくれたが、お亡くなりになられた。貯金も残り少なくて、それが無くなってしまったらもう、これから先どうやって生きていったら良いのだろう?


 ベッドの上に寝そべり、虚ろな目で天井を見つめる。将来への不安で体が動かない。このままでは...


「お困りでしょうか?」


「?あなたは誰ですか?」


 天の使いの声が聞こえた方向に振り向くと、そこには桃色の衣・黄色い帯・鼈甲の髪飾りを身に纏った天の使いが立っていた。


「私は天の使いです。

 天帝様から乱れた世を正し学を広めを守るために多くの人々を集めよという命を賜りました。」


「天帝様の命?」


「その通りでございます。」


「なぜ私みたいな人間が」


「あなたにしかできないのです」


 天の使いは李秀明に笹の葉を手渡した瞬間、部屋の中は眩い光に包まれた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ