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第24話:悪神の傀儡

ネルスタシア視点の過去回想、過去編です。



 7年前、わたしが10歳の誕生日にムーダイルから剣と指輪をもらってからというもの、わたしはひたすらに剣の修行に励んだ。一方のムーダイルは鍛冶師になるための修行を頑張っていた。自信を持てるものを見つけたムーダイルは活き活きとしていて、心なしか、少したくましくなったように感じた。


 この一年は、充実していた。わたしはこのまま剣の修行を続け、やがて剣聖となり、一流の鍛冶師となったムーダイルの作った剣を振るう、そんな未来になると思っていた。叔父達や従兄弟、弟もいるし、王になることもないだろうと思っていた。


 お母様は弟の教育に注力していて、わたしが自由にやっていても特に問題視されることはなかった。ただ、ムーダイルのことであれこれ言われたりした。女らしさや知性を磨かないと他の女にムーダイルを盗られるぞと脅された。


 わたしはムーダイルといつも一緒にいたこともあって、他の女が入り込む隙間などないと思っていたが。一日ムーダイルの後をつけるだけでその考えは誤りだと気づいた。


 あいつが鍛冶師の修行のために鍛冶場へ行くための通り道、通りがかりに同年代の女の家がいくつかあるのだが、そのすべての女がムーダイルに好意を持っているか、惚れていた。


 まぁ仕方ない気もする。美しいムーダイルが爽やかな笑顔で挨拶するだけで目が奪われてしまうのは確実、それでいて何かあればすぐに人助けのために動き、無自覚に思わせぶりな発言をする。


 これは非常によくない悪癖だった。あいつは好きという言葉を平気で使う。恋愛感情がなくても好ましいからという理由で好きと言ったりする。いや嘘ではないし、女達も馬鹿ではないから、恋愛的な意味でないことは分かっているが。やはり心揺さぶられてしまう。さらに言えば、みやげや贈り物をするのが好きで、女達の誕生日に自作した物品を渡しまくっていた。


 わたしはてっきり自作誕生日プレゼントをもらったのはわたしだけだと思っていたが、そうではなく、仲の良い相手には男女関係なくプレゼントを送る男だった。自作した物のクオリティが高く、渡された相手も喜ぶので、喜ぶ顔見たさにそのようなことをしていたらしい。


 その事実に危機感とショックを覚えたわたしは母上の助言通り、女らしさと知性を磨くことにした。まぁ知性はともかくとして、女らしさはダメだった。社交的なあれこれや所作はともかくとして、性格が致命的だった。


 そもそも女らしさを磨けといったお母様も、男勝りで勝ち気、騎士団あがりの武闘派と、人にあれこれいえる立場じゃなかった。逆に父は軟弱で幼稚、いつまでも母親離れができないマザコン。頭は悪くなかったのだが、甘えた性格と幼稚さからお花畑な思考回路をしていた。父は無能だった。しかし王でないなら、それでもよかったのかもしれない。


 あの頃、大公である父の王位継承順位は第二位、父と違って厳しく育てられた長男の叔父、サリアドールが王座についていた。しかし、サリアドール王ともうひとりの叔父である王位継承順位一位のアリスグエルが立て続けに死んでしまった。サリアドールは胃の病、アリスグエルは魔物討伐の遠征帰りに原種イノシシに殺された。


 こうして父、ハムドールが王座につくこととなった。王としての力を何一つ磨いてこなかった父が、王となってしまった。そうなると無能な父をさっさと代替わりさせるため、弟であるカルルスには厳しい教育が行われることになった。


 カルルスは父に似て少しお花畑気質なところはあるものの、賢く優秀だった。当時まだ7歳だったが、わたしと同等の学力を持っていた。まぁそれは、元からお母様が熱心に教育をしていたのもあるが、神童といってもよいぐらいの逸材だった。




 今でもわたしの脳に焼き付く……暗澹たる光景が、あの時代、暗黒時代にはいくつもあった。だが、その始まりである……あの事件は、わたしの心に深い闇と傷をもたらした。


 祖母である先々代王妃の誕生日を祝うため、わたしと弟は父に連れられ、祖母に会いに行った。この所、祖母は体調を崩して半分寝たきりの状態だった。そのため派手な誕生会のパーティーはできない。身内でひっそりと祝う程度になった。


 誕生祝いと言うよりは見舞いだったが、祖母のことを深く愛する父にとっては何よりも大事なことだった。想定外に王となり、不安から心細かった父は祖母に会うことで大泣きしていた。祖母はそんな父の頭を抱き、優しくなでていた。


「ハムドール、きっと頑張ったんだねぇ。こんなに泣いて……」


「母様……! ぼくは王になんかなりたくなかった……でもやらなくちゃいけなくなって……最近はずっと、どうしたらいいかわからなくて……ごめんなさい。母様もツライ時なのにこうやって甘えて……」


「いいんですよ。子供の頃はお前にあまり構ってやれなかったのだから……こんなに弱ってしまったわたくしでも、お前の役に立てる。それは嬉しいことよ?」


 祖母の優しい言葉に父はさらに大泣きする。祖母が死にかけているということを自覚してしまったからだ。そんな祖母が自分に優しくする、深い愛情に心を揺さぶられてしまう。父は少しすると、持ち直し、わたしとカルルスに祖母へ挨拶するように促した。


「お祖母様、ネルスタシアです。今日は誕生日おめでとうございます。病が早く寛解することを願って、わたしもグラノウス様にお祈りしています! グラノウス様は農耕の神として有名ですが、命の活力を強くする命の神でもあります。だからきっと良くなります!」


「そう、ありがとうねぇ……ん、んん……えっと、ネリーゼちゃん?」


 ネリーゼはわたしの母の名前だ。わたしは何度も祖母と会ったことがある、何度も名前を呼ばれたことがある。わたしの顔を不思議そうな顔で見る祖母。少しさみしい感じがした。


「おばあさま。カルルスです! 誕生日おめでとうございます! つらい時なのに、お父様を元気づけてもらいありがとうございます。いつもお父様が言う通り、すっごく優しいんですね! ……最近はお母様も忙しくて、ぼくも中々お母様に会えないんです。だからお父様がおばあさまに会えなくて寂しい気持ちが、最近はよく分かるんです。ぼくもおばあさまがいつでもお父様に会えるように姉さまと一緒に祈ります」


 母は、今日……祖母の誕生会、見舞いに来ることができなかった。それは王として力不足な父の代わりに政務に勤しんでいたからだ。今日も、父の仕事を肩代わりすることで、なんとか父だけでもお祖母様と会う時間を作り出したのだ。


「ハムドール、寂しいならもっとこっちに来なさい。母が抱いてあげましょう。なかなか会えなくてごめんなさいね。でもお前のことはいつも大事に思っているんですよ? さ、こっちへ……」


「母様……? 母様、ハムドールはぼくです……それは、そこにいるのは、カルルスです。ぼくの息子。か、母様?」


「お父様、お祖母様は……もう」


「黙れ、ネルスタシア! 違う! 違う! 母様が、ぼくを、ハムドールを間違うはずがない! 世界で一番大事だって言ってくれたんだ! 兄上達に劣るこのぼくを!!」


 父が怒る。現実を直視できず、わたしに掴みかかり怒鳴る。父のその顔は今まで一度もみたことがないほどに歪み、醜いものだった。父は泣くことはあっても、悪意や怒りを表に出す人ではなかった。わたしはこの時、初めて父のそんな顔を見た。


「子供をいじめるんじゃありません! お前は誰なんだい? 兵士! この醜い男をつまみ出しなさい!! はやく! 子どもたちを守らないと!!」


「何を……母様!! ハムドールです! ぼくがハムドールです! 母様がそれをわからないはずがない! わからないはずがないんだ!! そうだ! 悪夢だ! 悪魔が! ぼくに悪夢を見せているんだ!! 悪魔がぼくを傷つけるために! 母様のフリをしているんだ!! 貸せ!!」


 鬼気迫る剣幕で、甲高い声で叫ぶ父。父は護衛の兵士から槍を奪い取る。困惑する兵士だが、王を傷つけるわけにもいかない。


 ──グサリ。


「は、やく、この男から、子供……たち……を……──」


 父が槍で祖母を突き刺し、殺した。わたしはこの状況を理解できなかった。何が起ころうとしているのかを考えている間に、父は祖母の命を奪った。わたしと同じく、兵士達も状況が飲み込めず呆然としている。ただ一人を除いて、この状況を理解できている者はいなかった。


「お父様!? なんで、なんでお祖母様を殺したのですか? 死、死んでいるんですよね? 悪魔なんて、どこにもいません。お祖母様はボケてただけです……なのに。落ち着いてください! お願いです! お父様!」


 カルルスはすぐに状況を理解し、父を正気を確認し、正気に戻そうとしている。カルルスは賢いだけじゃない。わたしはこの子をお花畑気質だと思っていたけどそうじゃなかった。冷静で、勇気のある子だった。わたしはカルルスと違って勇気もなければ、冷静さもなかった。わたしはカルルスの言葉で状況を理解した後でも、祖母を殺した父に恐怖し、身動きできずにいた。だけど、カルルスのその賢さと勇気は──


 ──グサリ。


「──お父……様!? なん……で──」


「ぼくが母様を殺した? そんなのありえるはずがないだろうが!! これは悪魔だよ。そしてお前がこの悪魔を呼び出したんだろ? だからこうして、お前も殺した! こうして! こうして! こうして! こうして!」


 命をすでに失ったカルルスの体に何度も、何度も槍が突き刺され、骨と肉がバラバラになった。もうそこになにがあったのか、分からなくなった。カルルスは殺された。もうどこにもいない、ここで、カルルスのように声をあげれば……わたしはカルルスのように殺されてしまう。悪魔使いの仲間として、殺される。怖い、怖い、嫌だ! こんなのもう嫌……! わたしはガチガチと歯を震わせ、その光景を視界から消すために、恐怖から逃げるために、座り込み、手で顔を覆い隠した。


「おい、お前ら、そうだよな? ぼくが正しいよな? 息子に成り代わった悪魔使いが、母様と悪魔を入れ替えた。それであってるよね?」


 恐怖に飲まれた兵士たちの同意の声が響く。力で言えば兵士たちの方が父よりも強い、だが、狂気と同化したかのような異常な圧を発する父に、兵士たちは抗えなかった。しばらく立ち尽くした後、父は一人で護衛の兵士も連れずどこかへ消えていった。兵士たちは、父の姿が完全に見えなくなった後、急ぎ足で部屋を立ち去っていった。きっと、事の詳細を母に伝えに行ったのだと思う。そうだと思いたい。


 この時、わたしには嫌な予感があった。父を怒鳴りつけ、殺そうとする母が、父に殺される。そんな恐ろしい想像が、実際に起こるような気がしていた。わたしが母を止めなければ、母まで殺されてしまう。間違ってるのは父だ、だけど、正しいかどうかなんて関係ないんだ。正しい者が殺されるんだ。母を助けるために動いたら、わたしも殺されるかもしれない、だけど、母が弟の姿のようになるのは絶対に嫌だった。


 わたしは震える足で立ち上がり、母のいる場所、王城の執務室へと走った。全力で走った、震えでおぼつかない足取りで、精一杯走った。母のいる執務室へと繋がる道だけが見える。それ以外は何も見えない。きっと兵士や侍女達とすれ違ったはず。混乱から狭まった視界、わたしを吸い込むように穴を伸ばす、抽象的な執務室への道だけが、わたしにとっての希望だった。


 執務室の扉の前にたどり着いた。中から怒る母と怯える兵士の声が聞こえる。よかった、間に合った、まだ母は死んでいない。扉前で護衛をする兵士達を無視して、中に入る。


「ネルスタシア!? 無事なの!?」


 母はわたしの顔を見るなり、飛びつくようにわたしを抱き寄せた。


「母様!! 父様の所へ行ってはダメ!! 父様に殺される!!」


「ネルスタシア……怖いのは分かる。だけど今止めないと、人が沢山死ぬことになるかもしれない。わたしの方があいつよりも強いから大丈夫。それにわたしが行かなければ兵士たちも戦えない。なにより、カルルスが!! カルルスを殺したあいつを許せるわけがない!!」


「やめてよ!! 母様が正しいのは分かってるけど、嫌な感じがするの!! 母様まで死んでしまったら、わたしはどうすればいいの!?」


 母を父の元へ行かせないために、わたしは母の服を力の限り掴み、抑え込む。すると母は優しく笑った。


「わたしを守ろうとしてくれるのは嬉しいわ。でもね、ネルスタシア、命を掛けなきゃいけない時もあるのよ。命を掛けなければ、通せない刃がある。それに責任はわたしにもある。わたしはあの人を……お義母様のように愛することができなかった。わたしがもっとあの人に歩み寄ることができていたら……こんなことにはならなかったかもしれない。


 もし、そうなら……これからの戦いに未来ある生命を犠牲にしたくない。これはわたしの我儘なのかもしれないけど……ここが、わたしの命を使う場所なのよ。もちろん死ぬつもりはないわ。だけど、もしわたしが死んでも……あなたは生きなさい。泥水を啜ってでも、自分が嫌いになるとしても、生きなさい。待ち受けているのが過酷な未来だとしても、希望があれば生きられる。愛しているわ。ネルスタシア……」


「母様!?」


 母は縋り付くわたしを強引に引き剥がし、兵士にわたしを拘束するように命令した。兵士の力は強く、私が暴れても引き離せない。母が部屋を去る。わたしは母を止められなかった。全力で引き止めたつもりだった。でもダメだった。母が父の元へ行けば死ぬと思っていたのに。


 少し時が経つ、母が去った後もわたしは暴れ続けていた。そうなると兵士も当然疲れる。そのせいで兵士の拘束が一瞬緩む。わたしはその隙を見逃さず、拘束をすり抜け、執務室を飛び出していった。まだ、まだ間に合うかもしれない! 通路に出ると兵士たちが心配そうに見る方向があった。玉座の間だ。きっと母は玉座の間に向かったのだ。


 走り、玉座の間にたどり着く。そこには沢山の兵士たちがいた。母と母と共に戦う意志を見せる兵士たちと、もうひとつの塊、父と、父を守護するように囲む近衛兵達。母が歩き、父との距離を少しずつ詰めていく。右手を帯剣した剣の柄頭に置き、父を睨みつけながら。


 わたしは母のこの動きを知っていた。剣の修行に明け暮れていたわたしは知っている。抜刀剣術。相手との距離を一気に詰め、剣を抜くと共に相手を両断する剣術。近衛兵達も当然それを理解しており、息を呑むようにして剣を構える。近衛兵達の不安が伺える。彼らも母に勝てるか分からないのだ。わたしが思うよりも母はずっと強かったのだ。


「止まれ、ネリーゼ。ぼくはカルルスを殺しちゃいない。あれはカルルスのフリをした悪魔使いだったんだ。引けば、許してあげるからさ。やめようよ」


「……」


 母を父の言葉に耳を貸さない、嫌、聞いていない。剣を振るうことのみに集中している。玉座の間が威圧的なプレッシャーで満たされていく。そして、わたしは見た。黄金のオーラが母から逆巻くように迸るのを。オーラが母の輪郭を包むように落ち着くと、母の気配が消えた。威圧で満たされたはずの空間の中で、隠しようもないはずの存在感が消えた。


 そして、その瞬間、一閃が大気を分かつ。人々の意識の隙間を縫うように放たれた、不可知の剣、父を守るように立ちふさがった前衛の近衛兵達の上半身が弾け飛んだ。近衛兵の上半身があったはずの隙間を通して、母と父の視線が交差する。


 母は抜刀剣術を放った剣先をそのままの流れで返し、今度は突きの構えへと──


「──王の力にて命ずる! 余に歯向かうこの女を殺せぇ!! 兵士達よぉ!!」


「──なっ、まさか禁忌の宝具を──」


 母の体がいくつもの槍で貫かれる。母の背から腹へ、胸へと突き抜けていた。母は、母の味方をしていたはずの兵士達によって殺された。兵士達と近衛兵はそれから微動だにしない。まるで人形のようで、生気が感じられない。そんな中、一人の男が、人として動いた。


「陛下! 見事でございますぅ。やはりワタシの目に狂いはありませんでしたぁ! 禁忌の宝具を【フォスーラの腕輪】を使いこなすことができたのは! 陛下の類まれなる才能によるものですよぉ! このフルブラッド、感服いたしました。して、陛下、ネルスタシア様はどうなさるのですか? そのぉ、彼女も悪魔の一味やもしれませんからねぇ……安全のためにはぁ……」


「そうかな? でもこの子はぼくを敵意の目で見ていないよ? ただ辛そうにしてるだけ、悪魔の一味だったとはいえ、母親を殺されたんだ。悲しんで当然、あの子も騙されていたのがわかったから悲しんでいるんだ。あ、そっか、母親が死んだからじゃなくて騙されたのが……ああ、可哀想にネルスタシア。父はお前を騙したりしないから安心なさい」


 玉座の間に父と大臣だと思われる男の声だけが響く。わたしの心はもはや何の情も感じなくなっていた。ただ目の前の状況を無感情に分析するだけ……そうして理解できたのは、父が完全に狂ったということ。支離滅裂な言動、人の知性がアンバランスにしか働いていなかった。わたしは父に言葉を返さない。無気力に蝕まれた体を翻し、父と男に背を向けて、引きずるように歩を進め、玉座の間から出ていった。


 なぜこうなったのか、考えても考えても分からない。その答えを出すための材料が足りない。どこへ向かうかも決めず、歩きながら今日あったことを何度も思い出した。母の言葉を思い出す。泥水を啜ってでも生きろ、自分が嫌いになっても生きろ、希望があれば生きられる……どこに希望があるというのか? 消えたはずの情が微かに蘇る。怒りだけが、わたしの中で生きていた。怒りは今日という日の記憶を、血のような赤色で染めた。


 それこそが希望だった。怒りはわたしを動かし、生かすことができるんだ。まだわたしには”やらなきゃいけないことがある”そしてそれは”あの男を殺すこと”失敗は許されない。確実に殺す。そのためには感情で動いちゃいけない、母も弟も、それで失敗した。確実に殺すための段取りを踏まなかったから殺せなかったんだ。


 弟は殺すんじゃなくて止めたかっただけかもしれないけど。止めるには殺すしかないんだから同じことだ。考えうる限りの全力で、できることを全て使って、あの男を殺す。わたしはそう誓うと、自分から溢れ出る怒りの情を誰にも見えないように隠した。




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