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救いようのない僕は

作者: 朝焼 悠

挑む事もせずに

砕け散った希望の欠片

その上を裸足で歩いて行く


そんな強さが

覚悟が

まだ

僕に残っているのかな


手を伸ばしても

何も掴めなかった

言葉を叫んでも

どこにも響かなかった


積み重ねた空回りの日々に

認めさせてやるって

黒い感情だけが

膨れ上がって


自己評価だけが

異様に高い

負け犬になっていたのにも

気付かないで

ずっと

自分は被害者なんだって

信じて疑わなかった


だから

こんなザマは当たり前なんだ

もうどこにも行けなくて当たり前なんだ


一人になって

夢を見て

足掻いて

失敗して


それら全てに

背を向けて

時間と共に

もう取り戻せないと

泣いてばかりいるなんて


まるで救いようがない


もうちゃんと諦めればいいのに

自分を知って楽になればいいのに

それがきっと正しいんだって

もう分かってきてしまっているのに


それでも


僕の叫びは まだ誰かに届くかもしれない

僕のこの痛みが 誰かの力になるかもしれない

僕のこの惨めさが 誰かの希望になるかもしれない


あり得ないって

この世にはちゃんとなるべくしてなる人たちがいるって

自分はそうではなかったって

思い知ったはずなのに


救いようのない僕は

まだ夢を見てしまう


失敗だらけで

笑われてばかりの現実に背を向けて

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― 新着の感想 ―
[良い点] 貴方の詩は言の葉は 私の胸の奥底に流れて溶けて 身体中を廻って 栄養になる 治癒してくれる 明日へのエネルギーになる… それはきっと 私だけじゃなくて 画面の向こうだから 見えないから…
2021/01/15 21:36 退会済み
管理
[良い点] なんだか、せつない…。 まだ、これから、始まったばかり、 積み重ねて来た力は、必ずや、花開く。 詩、だけではなく、素晴らしい物語が、書けるんだから、そのことを、忘れずに、創作活動に、励んで…
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