4.準備完了!
面白いと思っていただけたら嬉しいです!♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪
「着替え終わりました。お姉さん」
ドアが開いて、律が出てきた。
「お姉さんじゃなくてぇ、クリスゥって呼んでねぇ〜!まぁー!似合ってるじゃないのぉ!いいわねぇ!」
そう言いながらクリスさんはジロジロと律を見る。
髪の毛はまだ長くて暗そうに見えるものの、程よく筋肉のついた腕が服の上からでもわかる。
クリスさんが私と同じ色の服にしてくれたのか、黒いコートで赤色の刺繍が袖のところや裾のところに入っている。
靴は、やっぱり黒でブーツのようになっている。
「でもぉ、髪の毛が邪魔ねぇ〜、、、私の好きにしてもいいかしらぁ?うふふっ」
「あ、はい。どうぞ、、、なんか寒気がするような、、、うふふって、、、」
「ん?何か言ったかしらぁ?こう見えてもぉ耳はいい方なのよぉ〜?」
そう言いながらクリスさんはパチンっと指を鳴らす。すると律の髪が伸びて腰より少し上のところで止まる。
「わぁ!すごいです!」
「すごい!」
2人揃って思わず声をあげてしまう。
「ありがとぉう!でもぉ、まだここからよぉ!」
そう言って、もう1回パチンっと鳴らす。すると今度は、後ろに伸びた髪の毛が下の方で紫の紐で結ばれる。
前髪が横になる。、、、ってやっぱ、律イケメンじゃん!っと心の中でツッコミを入れたくなるほど律は整った顔をしていた。
「んまぁ!律くんってやっぱりイケメンなのねぇ!」
「やっぱり!」
「やっぱりって、鈴華はわかってたの?俺的にはあんまり、顔見せたくないんだけどな〜」
「わかってたよ!ていうか見せないとかもったいないよ!」
「そうよぉもったいないわよぉ!」
2人で反論する。でも、そのくらい律は綺麗でカッコ良かった。
まぁ、二人が言うならと律は渋々うなずく。
「じゃあ、次はぁ鈴華ちゃんきてきてね!髪の毛とか何もしなくていいわよぉ〜服だけ着てきてねぇー!」
「あ、はい。じゃあ、とりあえず今日は長袖にしときます」
そう言いながら窓の外を見る。今日は空が少し曇っている。
クリスさんも私の視線を追って言った。
「そのほうがいいわねぇ」
「わかりました」
そう言って、ドアを開ける。部屋は白い普通の部屋だ、、、
ふ〜一息ついて眼鏡を外して服を手に取って着替える。
「できました〜」
そう言いながらドアを開ける。
「んまぁー!鈴華ちゃんもいいじゃなぁい!かわいいわぁ!」
「意外と似合ってる!」
「ありがとう!でも、律!意外と、は余計だよ!」
「じ、地獄耳だ、、、」
「だから聞こえてるって!」
「まぁ、まぁ〜。そこまでにしてぇ、髪の毛やるわよぉー!っと、その前にその眼鏡は伊達かしらぁ?」
「あ、そうです。はずしましょうか?」
そう言いながら眼鏡に手をかける。
「えぇ、その方がかわいいでしょう?!」
眼鏡を取る。私も、眼鏡がないほうが好きだ。
「んまぁ!やっぱりこっち方がいいわぁ!やるわよぉー!」
パチンっと指を鳴らす。すると髪がほどけてふわっと舞って伸びる。腰まで伸びたあと後ろで1つの三つ編みになる。
「わぁ!かわいい!」
「でしょう?!で、首にチョーカーをつけるのはどうかしらぁ?」
「いいですね〜!」
パチンっともう一度クリスさんが鳴らす。
鏡を見ると、首にチョーカーがついている。
「んん〜!いいわねぇ〜!それで、あとはジャケットもあげるわぁ〜!で、手袋はきめた?」
「はい!」
「俺も決めました」
「そう。そういえばぁあなたたち転生魔法使えるかしらぁ?」
「使えなかったよね?」
「うん、、、確か」
「そう。じゃあ私がぁ送ってあげるわぁ!」
「ありがとうございます」
そのあとは少しだけ話をして服やアクセサリーなど色々もらった。
「じゃあ、行くわよぉ〜!私に捕まってねぇ〜!」