取り替えっ子
部落に大勢の震災難民が流入している。
子どもに悪影響を与える。
子安神社に託す。
子どもが増えると逆に、皇子を育てられない。
東十条の宮に皇子を育ててもらおう。
着物にタグ付け刺繍をしてあるから子ども一人なら面倒をみれる。
野猿峠で丁度、八王子からも、南の部落からも、大事な子の面倒を頼もうと邂逅した。
三笠宮は妻子をどうなされるおつもりですか?
「預ける」
「それは……」
「代わりに、その子を預かる」
「また後日、元の鞘に戻そう」
双子の独りが言った。
「僕が焼き印を入れる」
「いや、私が入れる」
三笠宮はご自身の脇腹に焼き鏝を当てた。
「風呂に入るのは独りの時だけだ」
先代萩生田裕次の妹で宮内庁で産婆した石崎若雄の妻。
と、その子どもを一人連れて、
三笠宮寛仁親王と皇居へ戻られた。
軍、銃、剣→運、Gun×Sword
東北とトンペイ
「この子はどこの生まれとするか?」
「中国地方がいいだろう。広島山口がある」
「中国は広いから、中国のどこの生まれかと尋ねられたらどうする?」
「東北地方がある。満州に当たる地域をトンペイと呼ぶらしい」
「それはいい」
「長野県つまり信州上田から三万人強が満州に移民したらしい」
「多摩市、ソウル市、魂」
「日本語の話せる内地の韓国人中国人が手引きしてくれる」
「中華人民共和国からみたら、中日、日本人からみたら、日中」
「そもそも、儂らの言う中国が日本だと思っている輩もいる」
「遣隋使の小野妹子の談話だな」
「仏蘭西ではPoincare 内閣が、日本の様子が気になるらしい」
「関東大震災で首都東京が全焼したからな」




