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此処は何処だ?

真っ暗な空間で目を覚ました。

上も床も、左も右も…ひたすら真っ暗で。

ひんやりとした床。

ひんやりとした空気。

「…?」

微かにノイズ音が聴こえてくる。

ずっと此処に居る訳にはいかない…。

ゆっくりと立ち上がり、音のする方に足を進めた。

歩くたびにノイズ音が近付く。

そして…。

「…」

そこには1つの部屋。

薄暗く、柱には棘が巻き付いて居る。

赤い薔薇、白い薔薇、黄色い薔薇。

椅子。

中央にはキングチェア。

そのキングチェアには、人。

小柄な体が目にはいった。

少女、だろうか…。

警戒しながらも、ゆっくりと近付く。

「…え…?」

少女は…。

「私…?」

私だった。

全部全部全部、私だった。

フラフラと少女に近付く私。

どう見ても、何処を見ても、私だ。

私は少女の前に立った。

「訳、わかんない…」

クラクラとする頭に声が響いた。

「そうだよねぇ…♪」

先ほどまで目を瞑っていた少女が笑った。

反応が遅かった。

ドスン、と何かが体を貫いた。

「あ…」

少女の手だ。

「まだ早いよ、君が此処に来るのは」

少女は不気味に笑った。

「じゃあ、またね♪私…?」

ーーブツンーー

その音と同時に気を失った。

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