異世界の概要
まず、世界についての設定をご覧ください。長いので2つに分けるので、次もご覧ください。
設定
世界の名前
名前はないと友人は定義していたが、ないと不便なので仮に『ラートルム』とでも名付けて置こう。七つの大陸が存在する数多の種族などが存在する世界。時代は中世中ごろから近世あたり。
ユランシア大陸
東西に長く伸び大陸中央部で北側に大きく突き出し、南側はいくつも半島が存在する大陸。北に行くほど寒く、大陸北端は常に雪に覆われている。南側に行くほど暖かく砂漠も存在するが、ある一定地点を超えると北と同じく常に雪に覆われた凍土が姿を現す。
また、大陸中央部には内海と呼ばれる巨大な汽水湖が存在し開水路により海と繋がっている。ただ、流れが複雑で歪なため巨大な渦潮が出来上がっているため開水路から外海に出ることはできない。
内海よりやや東には、大陸を縦断する巨大な山脈があり大陸を東西に分けている。雲よりも高い標高と険しい気候条件により、山脈は魔の山脈と呼ばれており踏破した者は、歴史上ただ一人のみである。そのため、西側にとっては山脈より東側は未知の領域として知られている。逆もまた同じである。
西と東では、文化が異なっており、山脈より西側を洋風、東側を和風文化と呼ぶ。
西側国家
オストライア帝国
かつて西大陸を統一した旧帝国を祖とする正統なる帝国を謳う帝政国家。長い歴史を持ち国による西大陸の再統一を目論み数多くの小国を飲み込んでいる。長い歴史を持つがゆえに伝統を重んじる為、古臭い慣習が今でも根付いているが、最近は第三皇子が新しい物好きであるため、新しいものを受け入れる風潮が生じている。
皇帝が次期皇帝を指名していないため王位継承権を持つ七名の皇族による争いが起きてしまっている。
争っているのは第一皇子と第二皇子でそれ以外は皇帝の椅子には興味がなく趣味に生きている。ただ、唯一庶民の母の娘である第七皇女だけは密かに皇帝位を狙っている。皇族がそれぞれ七つの宝具を持っているが第七皇女にのみ与えられていない。
第一第二皇子は裏で腐った貴族を粛清しようとしている。だが、ある貴族は気がついており第七皇女を利用して皇帝となるべく策を巡らしている。
皇帝
ラグンバルド・ネバリス・グランフラム・アルジーリア・オストライア12世。
オストライア帝国の最盛期を築いた程に有能。高齢であるが、未だに次期皇帝を指名してない。若い頃は剣一本と騎馬一匹で戦場を駆け抜けた勇猛な将であった。
国旗
赤を下地にし旧帝国初代皇帝が、使ったとされる七つの武具と盾が描かれている。
国土
55000平方カルム=5500000平方キロメートル。
公用語
オストライア語。
貴族や皇族などが使う宮廷オストライア語と、平民が主に使う公共オストライア語がある。高い身分でネバリスは高貴なる者の意で王侯貴族に与えられる名で貴族ならば誰でも持っている。
国教
アルジーリア教
階級制度
皇帝を頂点として、貴族その下に騎士その下に平民その下に奴隷という階級が存在する。貴族、平民、奴隷の中でも区別が存在する。
プロスタリア王国
特徴
内海に突き出した長靴型の半島に存在する、世界初の女王による統治国家。世界最大の水晶算出国でもあり、水晶を内海沿岸の都市や国家に輸出して利益を得ている。それにより一都市が力を持ちすぎるという事態が起きているが今のところは、クイーン・アリーシャの美しい容貌と性格、苦労性の宰相の手腕により大きな問題は起きていない。
女王派と貴族派が対立しており、裏で貴族派の人間がが帝国と繋がっている。
エルは王侯貴族に与えられる名で貴族ならば誰でも持っている。
現国王
クイーン・イリーナ・エル・フロシャリーナ。
破天荒なお転婆女王。今まで女性は家で家事をしているものという古い考えを捨て去り、女性の社会進出――イリーナ主義と言われる――を勧め、迫害されるだけであった魔女を保護し魔法を戦争に初めて使用した。高齢ながらあらあら、と笑いながら女性らしい柔軟な発想で様々な政策に乗り出すが計画性はないらしく、いつも宰相が胃薬を飲む姿が確認されている。ただ、その手腕は確かで、計画性とお淑やかさがあれば完璧とまで言われている。夫とは死別している。娘が一人いる。極度の親ばか。
国土
3012平方カルム=301200平方キロメートル。
公用語
プロスタリア語。
国旗
白を下地にし十字と五芒星が描かれている。
国教
クアトロ教
階級制度
国王が頂点で、その下に議会が存在する。議会には貴族院、魔女院、平民院があり、それぞれが話し合いをしている。基本的な身分は、国王→貴族=魔女→→騎士→平民。奴隷はいない。
アイナマアーギア
特徴
国土の九割が森であり、森に住むアイナマアーギア4部族をまとめ上げて作られた国。世界樹と呼ばれる大樹に住む。森と共に生きる部族で、弱肉強食が掟であり唯一の法。旧帝国消滅以来外国との交易は一切なく、魔法も水晶も魔導具も使わない独自の文化慣習体系が出来上がっている。功もその一つである。森と共に生き、森と共に死ぬことを信条としている。森の仲間は同胞であり守るべき対象であるが、森を荒らすものは何人たりとも許しはしない。亜人が暮らす。ここでは亜人は虐げられたりしていない。
現在は大森林に他国の手が伸び、森が荒らされる事態が発生し、蛮族として仲間が殺されたため、森の東に住む部族の一人であったジャルファーが遥か昔から伝わる王の儀式をやり遂げ、王として4部族を集結し外界の敵に備えている。
王
ジャルファー。
アイナマーギア4部族最強の男。その拳は岩を砕き、その蹴りは地を割り雲を裂くと言われている。屈強な大男であるが、その身に似合わぬ俊敏さを併せ持つ。
階級制度
王を筆頭に部族長、その下にその部族の民という具合。
国土
3570平方カルム=357000平方キロメートルでそのほとんどが深い森である。地下に水晶の大鉱脈があるとみられている。
言語
一応として共通言語として旧帝国語があるが、部族ごとに言語がある。
国旗
緑を下地にし大樹を模した図と四本の武器が描かれている。
宗教
世界樹を神として信仰している。