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活路の確認

状況を整理しよう、まずここダンジョンだ。敵らしき野生?生物?がいる。しかも鬼だ、人を食う。出口は見つかって無い、天井の高さは3mくらいか、幅は4m程度か、ホトケ─まぁ仏教徒なのかは謎だが─はジョブがどうだの作法がどうだのと言っていた。ステータスが見れるんだろうか…まぁ色々試すか


「ログアウトッ!」

叫んでも特になにも起こらない…人の目が無いのが幸いだ。

「ステータスッ!ウィンドウゥッ!って、うおっ!目がっ!視界が緑色にっ!」

すげぇ気持ち悪い。しかしなにやら色々見える。


緑小鬼ゴブリンの死体200/360

カイザー・州鎖ノ王(旅人LV01)の死体524/3600


そんな名前なのか…左側の数字はなにやら1秒ごとに減少している。まさか爆発はしないとは思うが、未知の世界なんだから何が起こるか分からない。自分を緑の視界で見て見ると…


名前─未識別

ステータス─

ジョブ─ファースト─武者サムライ─セカンド探索者─《ディガー》

設定─


「なんだろう…すっきりしない」

名前─未識別

状態─

天職─ファースト─武者サムライLV01─セカンド─探索者ディガーLV02

設定─

「おぉ、自由に設定できるのか」


それならばと緑の視界の色を透明にして普段と同じにって…あっ文字まで消えた。いかんいかん、ちょっと緑位にしてっと、さてステータスだが、トップランカーは旅人おれは侍であるようだ。…なんだろイージーとハードとか選べるのか?まぁ名前的にはサムライの方が強そうだが、ひょっとすると旅人は成長性がすごいとかあるんだろう。しかしセカンドってのは、なんだろう?二つ目のジョブだろうがLVも2だ。元から2なんだろうか?いやもしやゴブリンを蹴り殺したことで経験値が入ったのだろうか?設定と状態を見て見ると状態の方は…


状態─所持金─所有物─所有技─所有業


経験値とかは見れないようだ。そして設定の方は…


設定─表彰値参照─天職操作─獲得経験値増大─獲得金増大─獲得所有技拡大─技能習得─特殊装備獲得─因果律操作─………


といった具合になんか色々ある。天職操作と念じると天職操作からなんかでた。


天職操作─セカンド取得─サード取得─転職


とりあえず転職ハローワークと念じると天職ジョブの横になんかでた。


天職─変更可能職─旅人


う~んハードモードにするのはちょっとなぁと思いながら、セカンドにためしに変更してみる。


天職─ファースト─武者サムライLV01─セカンド─旅人プーLV01


やっぱりまずいな、プーはまずいフリー過ぎるし。目の前で食われて死んだ男と同じ条件と言うのは、なんか不安になる。セカンドを探索者に変更する。しかしこれからどうしようか…この入り口で新しく入ってくる人間を待っていると言うのも危険な気がする。ゴブリンがまた襲ってくるかも知れないし、そもそも、入り口から言葉の通じる味方が入ってくるかは分からないのだ。腹具合は5分目といったところだが、普段なら1日食わない位なら大丈夫だが、小鬼が襲ってくるようなところで空腹なのは体力的に危険だ。腹が減っては戦はできぬ。


「一本道だしまぁ前進するしかないか、おっとその前に」


トップランカーことカイザーに念仏を南無南無と唱える。たぶん宗派や宗教も違うだろうが、まぁ仕様が無い。肥満の死体を担いで前進できるほど、体力に自信は無いのだ。もし余裕ができたならば遺品を回収して家族に渡したいとは思うが、まずは自分が生き延びることだ。設定から経験値増大念じると…


獲得経験値増大─獲得経験値2倍─103/103


何の数字だろう、とりあえず二倍を取得する。


獲得経験値増大─獲得経験値2倍─獲得経験値3倍─102/103


取得できたんだろうか?まだポイントはあるのだから経験値増加は限界まで取得しよう


獲得経験値増大─獲得経験値2倍─獲得経験値3倍─獲得経験値4倍─獲得経験値5倍─獲得経験値6倍─79/103


どうやら六倍が限界らしい。いや2×3×4×5×6の720倍なのだろうか?そこまで都合よくは無いかもしれない。とにかく一本道だが足元も悪く無い、初心者のダンジョンだとかなんとか彼は言っていた。できれば迷わないでいきたいものだ。っと、そんな事を考えていると10畳ほどの小部屋が道の先にあると気がついた。しかし、太陽光などは無いくせに割と明るいのはどういうわけだろう?お陰で転ばずにすむがなんか納得できない。

さて小部屋の中に敵がいないかを恐る恐る観察すると幸いなにもいない、しかしなにやら棒らしきものが落ちているのを発見する。


ひのきのボウ


「こっこれは、かつて勇者が王様から賜ったと言う伝説のっ…」

まぁ正直何回突っ込まれたか分からないくらい貧相な武器だ。木刀は樫でできているから修学旅行のおみあげ以下の攻撃力だ。まぁ檜は建築資材としては優秀だ。世界最古の木造建築にも使われているくらいだ。

「ぶきやぼうぐはそうびしないといみがないよっと…」

装備できたのだろうか?まぁ手に持つだけだが一応ステータスを確認する。


状態─所有物─装備品─ひのきのボウ


よしちゃんと装備できたようだ。なんかすげぇバカなことしてる気がする。まぁ現状の認識や日本に帰還できるかとかは、当面の命の危機が去ってからだ。しかしまた一本道だ。もしかして一方通行のダンジョンなんだろうか?だとしたらはさみうちとか警戒したほうがいいのか?そんなことを考えていると、また緑小鬼ゴブリンがやってきた。ギギィと鳴きながら、とびかかってくる。ひのきの棒で真っ向唐竹割りにする。小鬼は、無警戒に攻撃を受け、緑の血を撒き散らしながら右半身と左半身に別れる。棒なのに…

そういえば一匹目も簡単につぶれた。ホトケの言っていた上級ジョブとは、こういうことなのだろうか?いくらなんでも弱すぎる。それにいまさらだが、なんだか気分がいい、いや猟奇趣味では無いのだが。不思議なことだが、日本では眼鏡をかけなくては、自動車が運転できないくらいだが、日常は問題なく送れるくらいの視力だった。なのにいまは、小鬼の内臓の中にある青い草までハッキリ良く見える…あれは胃なのだろうか?それとも腸?それに緊張状態な上に、真っ向唐竹割りなんてしたのに息が少しも乱れない。もしや何かが俺の体に起こっているのだろうか?

それに大地をしっかりと踏みしめている。恐ろしく重心が安定しているので、てきとうに棒を振り回してみても、まるで体がぶれない。歩き方ひとつとってもスゴイ、筋肉がどう動き大地にいかに力を伝えているのかがわかる。

「俺は今まで、本当に歩いた事はなかったのかも知れない…」

ちょっと感動した。まぁそんなことは置いておいて、一本道を前進する。また小鬼だ、やっぱり飛び掛ってくる。動きが読める…棒を小鬼の跳躍する先において置く。小鬼が棒に激突し腕に振動が伝わる。今度は出血させずに息の根を止めることにする。ピクピクしてる。ちゃんと死んでいるのだろうかと棒でつつく、するとどういうわけか、死体が縮んだのだ。なんだなにがおこった?


1ナル銅貨ドウカ


多くのゲームにおいて、なぜモンスターが金を落とすのかとかは、宝石になったり、報奨金として後で換金するという手段をとっている。とか色々設定はあるのだが、この世界ではどうやらモンスター自体が金になるらしいそうすると、他の奴等はなぜ金にならなかったのだろう?

まぁやることは変わらない、とりあえず財布に銅貨を入れる。一本道を進んでいく内にまた二匹ほど小鬼が出たが、問題なく一匹は銅貨に、もう一匹はナイフになった。どうやらアイテムにもなるらしい。いまいち釈然としないが、まぁ便利だから良いか。

そして3番目の小部屋にでる。敵はいないがまた棒がある…ひのきぼうは二本も要らないんだが…んっ?


?????????《未識別》


なんかすごい棒なんだろうか?

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