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赤と青の断罪者  作者: 吹雪
第一章 殺人者の夜
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序章

 "赤の彼"は言った、

『生きている人間ほど醜いものはない』と。



 "青の彼"は言った、

『死んだ人間ほど虚しいものはない』と。



 "赤の彼"は生者を蔑み、

 "青の彼"は死者を哀れむ。



 彼らは断罪者。



 "赤の彼"が裁くのは醜い生者。


 "青の彼"が裁くのは哀れな死者。



 彼らはずっと探している。


 生きる意味を、


 死ぬ意味を。



 何年何十年、何百年かけてでも、彼らはずっと探し続ける。



 自分たちが生きる意味を、理由を、いつまでもいつまでも、その命が潰えるその時を、ただ静かに待ちながら、彼らは探し続ける――




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