フェスタ_フミーン-2
気を取り直して生徒会準備室。
フミーンと俺は、二人で細かい作業に興じていた。
細かい作業とは、学校中に飾り付ける造花をひたすら紙で作るというもの。
志夏が言っていたように、確かに風間史紘とのこの作業、全く面白くない。
ツライだけだった。
特に、俺のような細かい作業が得意でない人間にとっては尚更。
作っては箱に入れ、また作っては箱に入れる。ただそれを淡々と繰り返す。そんな変化のない空間が嫌い。
「なぁ、フミーン」
「何ですか? 達矢さん」
「お前、好きな女の子とか居るのか?」
「……っ……またですか?」
「は?」
「またホモ全開で僕のカラダを狙っているわけですか!」
「ちげぇよ。他愛の無い雑談がしたいんだ俺は」
「そうやって少しずつ僕の心に入り込もうというわけですか! とんでもないこと限りないですよ!」
「もういい加減、俺=ホモ説から離れろ!」
「まだ判断が難しいですよ!」
「とりあえず話がしたい。質問に答えろ。好きな子が居るのか居ないのか」
「居るって言ったら嫉妬するんでしょう!」
「なんかもうお前の頭の構造の方がホモだよ!」
「うわぁ、今度は僕をホモ呼ばわりする作戦できましたか」
「え?」
何言ってんのこいつ。
「そうやって『お前は本来ホモだったんだ。こっち側の人間なんだよ』と吹き込んで、そういう意識を植え付けることでホモへの入口に誘おうと」
「むぁあああああああああああ!」
俺はイラついて叫んだ、その時だった!
ガラッ!
扉が開き、
また、みどりが居た。
「まだ居たのか、みどり……」
「助けてください、笠原さん!」
するとみどりは顔の前で手を左右に振りながら、
「いや……あたしのことは気にしないで続けて」
「いい加減にしろお前ら!」