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夕日を見ながら

作者: せおぽん

僕が朝起きると、枕もとに置いていたスマホが無くなってた。


「お母さん。僕のスマホ知らない?」


「何よ?スマホって?お菓子の名前?」


朝ごはんは、トーストと目玉焼き。四角い大きな箱の丸いガラスにテレビが流れてる。


「お父さん?テレビどうしたの?」


「寝ぼけてるのか? 早くご飯を食べて、学校に行きなさい」


テレビ?でニュースが流れている。

『昭和63年1月11日、月曜日のお天気は…』


え?昭和?令和じゃないの?



「おはよー! マサル!」

バシンっ、とランドセルを叩かれた。

ユウタくんだ。

「ユウタくん!おかしいんだよ。今は令和だよね?」


「今は昭和だろ?そんな事より、早く学校いこうぜ。池田くんに、ジャンプ読ませてもらおうよ。ドラゴンボールの続きが気になるよ!」


休み時間、僕らは顔をくっつけながらジャンプを読んだ。僕はジョジョの奇妙な冒険が面白いと思った。皆は絵が気持ち悪いといったけど。



昼休みには、色鬼をして遊んだ。ルールなんて知らなかったけど、すぐにわかった。

放課後には、駄菓子屋で買食いをして缶蹴りをして遊んだ。1日が、あっと言う間だ。


1年生の弟の手を引いて、家に帰る。


夕日の太陽が大きい。


「兄ちゃん。これなんだろ?」


弟が拾ったのは、僕のスマホだった。薄っぺらなガラスとプラスチックの板。暗いガラスに映る僕は、とても幸せそうな顔をしている。


「ばっちいから捨てちゃいな。今日の晩ごはんはカレーだぞ。早く家に帰ろう」


「うん。兄ちゃん」


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