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転生そして神になる  作者: 御霊ユナ
一章 東諸国編
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小鬼襲撃編 その9 エノメとゴブリン

ゴブリンが大きく腕を振り上げエノメにパンチする。エノメがとっさに避ける。ドン!っと地面が叩きつけられ地面が割れる。


こいつ!どんだけ力があるんだ。


「避けてばかりでは面白くないぞ」

「あぁ?うるさい!なら腕を振り回すのを辞めろよ!」


相手の挑発にエノメが切れる。エノメが走ってゴブリンに向かって行く。


「フッ!」


ゴブリンが手を振りかざす。エノメがもう一度避ける。


「すぐ挑発に乗って落ち着きを無くす、期待外れだ」


ハルベルトにも言われた、前のように考えずに攻撃を振らなくなったが、挑発されると冷静な判断が出来ず、攻撃が単調になっていると。ミタマ様にもいつも喧嘩早い所を治せと言われる。


考えて動くんだ!ミタマ様のように!


ゴブリンがこちらに迫って腕を振り上げる。右に避ける、また地面にパンチが当たり地面が割れる。その隙を見計らい顔面にパンチを叩き込む。だが、パンチが飛んでくる。


「!?」


とっさにかわす、頬に少し当たり、擦りむけ、少しだけ血が流れる。

こいつは力が強いが、動きが単調でしかも遅い、そして何より厄介なのはあの尋常じゃないほどの硬さまるでダメージが通っていない。おかしい、さっきの不意打ちではある程度ダメージが入っていた、だが今は何も効いていないかのような動きだ。


「避けてばかり小賢しい、お前は私と戦っている時点で詰んでいるんだよ」


どういう意味だ?

攻撃を避けながら、こちらも反撃していくが、やっぱり攻撃が効いていない。ここまでダメージが入らないと言うことは何かのスキル?


攻撃耐性系か?まさか...打撃耐性?


 ーーーーーーーー 


『おら!』


ハルベルトが横に避けるを読んで腹にパンチを入れ込む。


『やった!初めて攻撃が当たった!』


だが、木の剣で頭を叩かれ、倒れる。


『痛った!』

『おぉ!俺に攻撃を当てるとはやっぱり戦闘センスがあるんだな、ミタマなんてまだ一回も俺に攻撃を当てたことないし』


エノメが頭を撫でながら、立ち上がる。それはお父さんが強すぎるだけなんじゃ...。


『あの?』

『どうしたんだい、エノメちゃん』

『さっき、しっかりと腹に当てた筈なのに大丈夫なんですか?』

『あぁ、大丈夫だよ。俺は打撃攻撃耐性があるからな』


ハルベルトが当たりをクルクルと見渡す。そして、エノメのそばに近づくそしてコソコソと耳元で話始める。


『ミータと結婚する前、冒険者の頃によくダンジョンに潜るんだが俺が見え見えの罠に引っかかる度に、杖で腹を叩かれていたから耐性が付いちまったんだよ』


ハルベルト、あんたね!ここの床だけ赤色で塗られたスイッチになっているのになんで!引っかかるのよ!


『ってな!』


なんでそんな簡単な罠に引っかかるですか...


『魔法使いなのに、叩く力強すぎてゴリラかと思った位だぞ』

『悪かったわね、ゴリラで』


後ろからお母さんの声が聞こえてくる。


『あ、いや、これは』


とても顔が笑顔だが、殺意を感じる。


『今日のご飯が楽しみですね』


それだけ言って、家に帰って行った。


『はぁ、今日のご飯は毒入りだ』

『....』

『そういえば、時々魔物でも、スキルで打撃攻撃耐性を持っていることがあったな』


気分を直すために話を変えたな。


『そういう、敵にはな....』


 ーーーーーーーーー 


ハルベルトが言っていた、打撃攻撃耐性...武器を持たない私が相手に決定打を与える方法!

突然エノメが兵士や騎士団長に向かって走り出す。


「なっ!急にこちらに向かって来るぞ!」


みんな、エノメがくる前に移動する。エノメはみんなが居たところに突然止まり、後ろを振り返るとゴブリンが追って来ていた。


「突然逃げてどうしたんだ、勝てない事が理解出来たか?」


ゴブリンは笑ってこちらを挑発してくる。もうその手は効かない、昔の私じゃない!ミタマ様、リリスと旅をして私は強くなった、変われた気がする。


ゴブリンが腕を振り上げる。そしてエノメにパンチが飛んで来る。ドン!


「うっ!あぁ!」


ゴブリンの手から血が流れる。それを苦しそうにゴブリンが抑える。


「なぜ?こんな所に剣が」


床に剣が刺さっていた。そして、ゴブリンが動けないのを見てエノメが手に持った剣でゴブリンの頭を斬ろうとするが、剣は跳ね返される。


やっぱりそうだ!


「ゴブリンここが、どこか分かるか?」

「???ここがどこかだってそんなのルーカル...まさか!」

「そうここはお前が殴って兵士達を吹っ飛ばした所だ」


ゴブリンに向かって行った兵士達がやられた所、その時に手から離された、剣がいくつも落ちている。


「お前のスキルそれは耐性変化だ」

「!?」


ゴブリンの表情がさっきまでの余裕な表情から驚きに変わる。


「な、なぜ分かった!」

「落ち着いてよく見れば分かる」


エノメが話始める。

まずゴブリンのスキルそれは耐性スキルを持っていると考えた、だがある違和感に気がついた、それは私が最初に攻撃した時にダメージを受けていた。耐性を持っているなら、不意打ちだろうと、関係ない筈なのに。


じゃあ何故、最初のダメージを与える事が出来たのか...その時にあることを思い出した、それはゴブリンが兵士達と戦って居たときだ。あの時のお前は剣の攻撃が当たれば今のように致命傷になるはずなのに、突っ込んで行った、つまり、攻撃を恐れていない。


つまりこの時お前は、剣の攻撃の耐性を付けていたと、だから私の不意打ちのダメージを受けたと考えた。私と戦いながら、私に勝てないと言ったのは私が武器を持っていない事から打撃耐性を付ければ私の攻撃は殆ど効かない、倒すことが出来ない。という事だろう?


「くっ!」


合ってるようだな。

だから、私は剣が落ちている所まで走り、自分の体で剣を隠し、相手が攻撃してくる前に攻撃をよけ、地面に刺さった剣で攻撃を与える。そして、他の所に落ちてあった剣を拾い上げ頭を切りにいったが、ダメージがなかった。


「そこで確信した、お前のスキルが、耐性変化だと。剣でダメージを受けた後、すぐに剣の攻撃耐性を付けたんだろ。だから、二度目の攻撃は効かなかった、そして、このスキルは一つの攻撃しか、耐性出来ない、つまり」


エノメが腕を思いっきり振り上げる。


「!?止めろ!」


倒れたゴブリンの腹を思いっきり殴りつける。そしてゴブリンは口から血を吐いて、意識を無くす。


「お前は、相手を舐めすぎていたな」


昔の私のように力だけで勝って来たんだろう...


「「「おおおおお!!!!」」」


兵士や冒険者達が大声を上げ、ゴブリンに勝った私を見て、喜びを上げる。


「なんだ、あの子強いな!」

「あの子、リリス様のパーティーらしいよ!」

「流石だ!」


すると、突然、エノメが倒れる。


「!?」

「大丈夫か?」


騎士団長が寄ってくる。あぁ疲れた...体力が残ってない...。


「早く、この子を白魔術師に」

「大丈夫です...それより、まだゴブリンの軍団が残って居ますよ」

「!?」


そう、まだ終わっていない。ギルドマスター、私が動けなくなってどうやってこの後、あのゴブリン達と、残りのキングゴブリンを倒すんだ...。


ゴブリン達があのデカいゴブリンがやられたの見て、進行を再び開始する。

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