小鬼襲撃編 その6 大切な物
タイトルを転生そして神になるに戻します。
時は遡ること数十分前
「私は1人でも行くから!」
エノメが外に出て走りだす。
「まって!エノメ」
走り去ってしまった。エノメはなんであんなにこの町の為に頑張ろうとするのだろう?
「.......」
ギルドの皆は下を向いたまま動かない。悩んでいるんだ行くかどうか...。
「皆さんどうかこの町の為にお力を貸してください!」
ギルドの姉さんが頭を下げてお願いする。冒険者達はそれを見て歯を食いしばる。
「俺達だって本当はこの町を守りたいんだ」
1人の冒険者がしゃべり始める。
「でも...死ぬのは怖いんだ。キングゴブリンなんて化け物を俺達にはかなわない。俺達が行っても変わらないんだよ」
「......」
...誰だって死ぬのは怖い。そりゃあそうだ命をかけれる奴はめったに居ない、死んだら元も子もないから。
「でもこの町はどうなるんですか!」
「大切に思ってるよ!でも、そんな事今はどうでもいいだろ!大切なのは命だろ!住民を避難させれば良いだろ!」
それはギルドの皆がそう思った事を彼は口にした。でも皆、分かっている、ここは東の国で一番大きい町、そんな所から家や食料を失った大量の住民達はどうなるか...。
「この町はもう無理なんだ...逃げるしかないんだよ」
「...」
1人の少女が冒険者に近づく。
「なんだお前」
パン!っと冒険者の頬をビンタする音がギルドに響き渡る。辺りにいた冒険者達はとても驚いていた。
「お前なにすんだよ!」
「リリスちゃんなにしてるの」
リリスの怒っている顔に冒険者は言葉が出なかった。
「お前はなぜ戦わない?」
「だ、だから俺達が行っても変わらないんだよ!」
「町が大切なんだろう?」
「大切だよ!でも命が大切だろ!」
「だから町を捨てると?」
「そうだ!町なんて今はどうだって」
「いいわけないだろ!」
リリスが大きな声を出す。
「この町はお前たちにとっての思い出、一つ一つが宝物なんだろ」
私も彼の大切だった街を守りたかった...だから
「それを最後まで足掻いて守り続けようよ」
声が脱力したような言い方に変わる。
「出来ないから仕方ないって諦めるなよ」
目から涙がこぼれる。
「出来る出来ないじゃないやるかやらないかなんだよ!」
やっと分かったエノメがどうしてこの町を命を懸けて守ろうとするのか...ミタマだったらそうしたと思うから、私が街を守ろうとしたときのように誰かの大切な物の為に命を懸ける人だから!
本当にミタマはあいつに似ているな...。私もこの町の為に頑張るしかないよな、ウィリアム。ペンダントを見る。そしてペンダントを外し握りしめる。
「お前ら!安心しろ!最強の私が付いているんだ!この町は守ってやる!」
急に大声で言う。するとリリスの魔力の量を見て冒険者達は言葉がでないこのギルドが埋まるより広いほどの魔力をリリスから溢れ出ている。
「あんた強いんだな」
...あ!またいつもの癖で傲慢な事を言っちゃったよ...本当は魔法もあの本にある基礎魔法しか出来ないのに初級魔法も使えないのにどうしよう。
「あんな事言われたら、やるしかないだろ!」
「そうですね」
「そうだな」
「あんた名前は?」
リリスは名前を聞かれる。
「えっと...リリス・ルシファルトだ!」
「そうか」
冒険者達がゴブリン達と戦う準備をし始める。皆さっきと違いやる気で満ちあふれている。
「リリスちゃんそんなに強かったのね」
後ろからギルドのお姉さん(巨乳)が話しかけてくる。
「本当ですよ。リリスさん」
あれ?なんかめっちゃ勘違いされてない?私そんな強く無いんだけど...なんなら雑魚なんだけど。
「リリス様!みんな準備出来ました!」
「リリス様?」
「はい!リリス様です」
様付けまでされちゃったんだけど!これ今から取り返しつかないよね...あぁ~もうどうにでもなれ!
「よし!お前ら付いてこい!」
ーーーーーーーーーーーー
そして...
「ゴブリンが町に入られる!」
「魔法を放て!」
冒険者の魔法使いがウルフに乗ったゴブリンに魔法で倒す。
「エノメ!待たせたね」
仁王立ちで立ち尽くす。
「私が来たからには勝ち馬に乗った気でいろ!」
目の前に大量のゴブリンの軍が見えた。
....怖ぇぇ!!!なにあの数の量のゴブリン、あれと戦うの?今から?無理無理無理無理絶対無理私だって今まで魔物とほとんど戦ったことないのにあの数のゴブリンは無理だって!
足がガクガクと震えるのを必死に堪えるが少しだけ震えている。
「お前ら!突撃だ!」
「うおーーー!!!」
冒険者達が走ってゴブリン達に突撃していく。後ろから魔法使いは魔法を打っている。
「リリス!」
「エノメ~!」
リリスがエノメに抱きつく。
「来てくれたんだ」
「お前が置いていったんだろ!ひどい目に遭った...」
「リリスありがとう」
リリスは少し照れくさそうにする。
「いいんだよ...ほら行ってこい、まだ終わって無いぞ」
「そうだね」
エノメがゴブリンの方に戻る。
明日からいそがしいのが終わるから毎日投稿出来るように頑張るので小鬼襲撃編をみてください。タイトルは明日の0時に次の投稿と一緒に変えます。次の投稿は東の諸国編が終わる前の登場人物、おさらいを出します。




