小鬼襲撃編 その2 キングゴブリン復活
雨の中をマントを被って進んでいる。ルーカルを出て1日かかる所に村があり、その付近の山に例の洞窟があるとらしい。もうルーカルの町も見えなくなっていた。町を出るときに感じた不安...当たらなければ良いけど。
「まぁ、あの二人の事だ。大丈夫だろう」
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「準備が滞りなく完了しました」
一匹のゴブリンがスーツの男に報告する。
「そうですか。ようやく楽しめそうですね」
ルーカルを見下ろし、フッフッフと笑う。最初は東の国と聞いて、飽き飽きしていたが、あの子供、東の国なのに楽しめそうだ。
「しかし、また邪魔が入ったな」
まあいい、何も問題は無いだろう。にやりと笑い、数十万のゴブリンを眺める。
その奥には異様なでかさをしたゴブリンが立っている。
「完全復活だ!」
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ギルド
「さあさあ、2人ともどうする?」
「どうするって?」
エルフのギルドのお姉さんがエノメとリリスに話す。
「ミタマ君に任されたからね。何かする?」
「確かに、ミタマ様がいないから。クエストは出来ないし、外は雨だからな...リリスなんかある?」
「久しぶりの休暇だ、私は部屋にでも閉じこもって」
ガシッと!エノメがリリスの肩を掴む。
「そうだ!せっかくの休暇だし、外で楽しもう!」
「いや、だから、私は部屋で」
「善は急げよ!」
「それ意味合ってなくな~い!!!」
リリスを掴んでギルドを飛び出す。外は雨なのに何も差さずに出て行った。
「あっ!待って!私も」
ガシッと!今度はお姉さんが肩を掴まれる。
「先輩は仕事ですよね」
「.......はい」
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ドドド!っと雨の中を走る。
「おい!エノメ!」
「何?リリス」
「これはどこに向かってるんだ」
「決まってない」
???なんで外に出た?と言うか、さっきから同じような所通ってるよな。これギルドの周りくるくる回ってるだけだよな...
「エノメ取りあえずどっかの建物に入らない?びしょぬれだぞ」
「それもそうだね」
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町を囲む壁に部屋があるなんて、しかも外と繋がっている。何の為だろう?
「い~や!びしょびしょだね」
「エノメのせいだけどね!」
壁の外を覗いて見る...何だこれは?沢山の足跡、人の足跡にしては小さすぎる。まさか、魔物?これ報告したほうがいいやつだよね。
「エノメ、ギルドに戻ってギルドの受付の人を呼んできて!」
「???分かった」
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2人が来る。エルフのお姉さんと真面目な貧乳のお姉さん。
「この足跡...ゴブリン」
「分かるの?」
「まあ、なんとなくは」
ゴブリン?何でまたこんな所に...
「ゴブリン...まさか!」
「どうしたんですか?」
「三人ともギルドに行って他の冒険者達も集めて置いてくれる?」
ちょっとだけ焦ったようにそう言うと走って出て行く。
「どうしたんだ?」
「先輩があんなに焦ってる所見たことない、何かあるんだ。急ぎましょう」
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王城
「王!ギルドから連絡が入りました」
「どうした?」
急いで兵士が王に伝える。
「ゴブリンの痕跡を発見と、連絡を受けて外にいる観察部隊に連絡を取ったところ!大量のゴブリンがここルーカルに向かっているとのことです」
「なに!それは本当か?」
大量のゴブリンが集団で動く、普通では有り得ない事だつまり!!!
「兵士を外に用意しろ!ギルドに応援要請を出せ!」
「はい!」
「キングゴブリンの復活だ!」
王城内が騒ぎ始める。
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ドン!ドン!ドン!ゴブリン達が集団で歩く。
「ぐっ!あが!げ!」
キングゴブリンがルーカルに移動を始める!
完全復活をしたキングゴブリン、ルーカルに徐々に近づく




