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転生そして神になる  作者: 御霊ユナ
一章 東諸国編
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魔法屋

「よし、職業、魔法使いにしたぞ」

「よかった」


ゴリラパーティーにならなくて。


「では、登録完了です。パーティーに入ったり、クエストが受けられるようになりました」


よしこれでようやくパーティーに入れられるな。


「ああ、そうだ。魔法使いになったのなら魔法屋に行ってみてはいかがですか?」

「魔法屋?」

「はい、魔法屋です。魔法屋は魔法の杖や、魔法が書かれ魔法書が売っているお店で魔法使いになったら必ず行くべき所ですよ」

「そんなに重要なのか...今までスキル、剣、素手で冒険してきたから知らなかった...」

「あははは、それは珍しいですね。そこまでバランスが悪いパーティー見たことは無いですよ。大体1パーティーに必ず1人は魔法使いが居ないときついですよ。魔法使いは火力、近距離、遠距離、味方のサポートと他の役職より汎用性が良いですからね」


なんだその、有能キャラ。なんで俺たちは今まで魔法使いを仲間にしなかったんだ?


「わかりました。行ってみます」

「はい」


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 

ギィーとドアを開ける。


「こんにちは...あら、子供かい?」

「いやあの」

「迷子かい?」

「いやあの違います」

「ええ?何だって?お腹すいた?」


どんな間違えだよ!


「僕達は、冒険者です」

「なんだ。ただの冒険者かい」


普通に聞こえるのかよ!


「なにをしにきたのかな?」

「魔法の杖と魔法書を買いに来ました」

「......」

「???」

「僕、魔法書や杖は高いんだよ。君達に買えるのかい?無理だろ、さあさあ帰った帰った、私は忙しいんだよ」

「....」


机の上に前の街でドラゴン討伐で貰ったお金を置く。


「いやぁ、最初から分かっていましたよ。僕がお金をたくさん持っているなんて。今のはほら...あの...試したんですよ」

「とにかく、こいつの杖とおすすめの魔法書を買いたいんだが」

「はいはい」


リリスが俺の後ろから出てくる。


「では、お客さん。私の店の中にある杖から好きなのを選んでください」

「ミタマ、好きなのを選んでいいのか?」

「ああ、いいよ。今、金銭的には問題はないからな」


ドラゴン討伐でかなり金貨を貰ったからな。金貨は銀貨百枚分、銀貨は銅貨百枚分の価値だ。それなりに贅沢しても大丈夫...。


杖の値段を見る 水属性杖 金貨30枚 


金貨三十枚!?貰ったお金の半分がなくなる値段だぞ。他にもこの店では買うものがあるのに...この勢いだと全てなくなるな。はぁ~贅沢な生活が...。そう言えば魔法使いって言っても杖いるのか?俺が今まで会った魔法使いには杖を持っていない人もいたよな。


魔法の杖が無くても魔法が使えるのか?


「そういえば店主」

「はい。何ですか?」

「魔法の杖にはどんな効果があるんだ?」

「何も知らずに魔法屋に来たんですか?まぁお客様はお金を持っているので教えますけど。杖は魔法の威力を上げる為に使われますね。他には魔力の使用量を出来るだけ抑える事が出来る点で魔力が少ない魔法使い。魔法の威力を上げたい人なんかが買う優れものですよ」


そんなに良いことが沢山あるのか、確かに杖は買っておいて損は無いだろうな。


「リリス決めたか?」

「ああ、決まったぞ!最強の私にはこれがぴったりだな」


そう言って持って来たのは真ん中に赤い魔石がある杖だ。


「おお、それにするか。それは持ち主によって性能が変わってな、杖に気に入られれば気に入られる程性能が良くなる」


なんだその杖、逆にいえば気に入られなければ性能が終わっている杖になるって事だろ。そんなギャンブルみたいな杖はダメだ。


「リリスかっこいい!!」

「だろ!私にぴったりだ!」


リリスとエノメが気に入っちゃったよ...今からそれは買いませんなんて言えない...買うしかないか...


「店主これは何円だ?」

「金貨15枚だよ」


意外と良心的だった。普通の杖より安いけど、成功したらそれ以上の価値に成りそうだな。


「じゃあそれをくれ」

「まいどあり」

「あとは魔法書をくれないか?」

「それじゃあこれなんかお勧めだよ」


紫色の表紙の本をカウンターの下から持ってくる。


「この魔法書は魔法使いなりたてでも使える初級魔法がたくさんのっている。例えばだけど...これこれファイヤー、この魔法は威力が弱くて戦いに使えないが焚き火を付けるときなんかに役立つから冒険者には必須魔法ですよ」


確かに今まで焚き火なんかしたことないから火を付けるまでに凄く時間がかかるな。結局エノメが力技で火を付けるんだよな...


「他にはえっと...冷めたご飯を一瞬で温める魔法とか」


便利!前世で欲しかったその魔法。


「汚い水を綺麗にする魔法」


便利!


「睡眠の質を上げる魔法」


便利!てか健康に良い!


「雑草を生やす魔法」


便...利じゃない何の為に使うんだよ!


「てかさっきから戦いに使える魔法一つもねえじゃないか!」

「仕方ないですよ。だから簡単で、誰でも出来る初級魔法なんじゃよ」


もう、一つも載ってないのか?....


「物を増やす魔法...これを使えばお金が増やせるのでは?」

「あーその魔法?その魔法は殆ど使ってる人見たことがないな」

「え?なんで便利なのに」

「お客さんのようにお金を増やそうだの考える人は沢山いるんですがこの魔法で増やした物には魔力が残ってしまって偽のお金か分かってしまうんですよ。しかも偽金を作ったとバレてしまえば重罪でつかまり最悪死刑になってしまうんですよ」


この国でもお金を勝手に作ると捕まるのか...しかも罪が重いそれは誰もしないな。


「じゃあ食料とかを増やすとかは?」

「食べ物も食べれるは食べれるが腹に貯まらず食っていないのと同じなんですよ。それにこの魔法、使った人の距離が遠すぎると強制で解除される。こんなに制限があるせいでこの魔法はほとんど使われなくなりましたね」


結局これも駄目か...そうすると何一つ戦闘で使える魔法が無いのだが。


「この本をなんでおすすめしたんだ?」

「この本は魔法使いの冒険者に取って必要な魔法が沢山書かれているんですよ。さっきのファイヤーだってそうです。この本は魔法の基礎が詰め込まれた本なので初心者にはおすすめの本なんですよ」


基礎か...確かに基礎は大事だし俺も少しは魔法を使えるようになっておきたいからな。


「分かったこれにするよ」

「まいどあり!」


あと...他には....

 ーーーーーーーーーーーーー 

町の城内部


「王様ご報告があります」

「なんだ?」

「最近ゴブリン達が集団で動いて居るという報告が複数入ってきております」

「それは誠か?ゴブリンはまとめる者がいないと集団で動く事は少ないだが、この前光の民ロゴスの手によりゴブリンキングは滅ぼされたではないか?ただそこら辺に住処があっただけではないか?」

「私達も最初はそう思ったのですが冒険者たちの話によるとどのゴブリンの集団も同じ向きに足を進めていたとの話が...」

「なに!それは本当に新たなゴブリンキングが生まれた可能性があると言うことか!」

「はい。その可能性があります...ですのでもしこの国にその脅威が迫って来たときの為にご準備をされておいた方がよろしいかと」


城の中が慌ただしくなる。

近づく脅威...

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