青龍討伐編 その3
青龍に向かって走り出す。
後はたたみかければ勝てるはずだ。
「食らえドラゴン!おりゃ!」
1人の剣士が剣を振り下ろす。
ガキン!と剣が跳ね返る。
「!?」
「なんだ、この硬さ、剣が通らんぞ」
剣が通らないか。
(そんな筈はありません。ブルードラゴンの体の硬度は低く魔法使い級の剣士でも斬れるはずです)
まあ、今まで散々予想外だったんだ。その可能性も考えてた。
「剣士チームは手と剣に魔力を出来るだけ送れ!」
「そんな事出来ないわ!」
出来ない?
俺が拡張スキル、魔力操作をゲットする前でも思った所には魔力を送れたぞ?
(ミタマ様が異常なのです。一般的に大賢者級でやっと魔力の流れを操作できるようになるはずだとしても好きな所にどれぐらいの魔力を送るなんてヒドラ級魔法使いでも1人、2人のレベルです。それを魔法素質0のミタマ様が魔力を好きに操れるなんて普通はおかしいんです。魔力操作のスキルはそのミタマ様の能力を拡張して得たスキルです)
俺の異常な魔力操作から得たスキルか。
確かに盾をゲットしてから拡張スキル吸収も得た。自分の持っていたもの拡張して得られる物もあるって事だな。
(正解です。新しくゲットできる拡張スキルもあります)
でもそれではどうしよう攻撃を与えられないな。
俺のは.......。
木刀を見る斬れるはずがない。
木刀を地面に刺す。
念のために残しておいた残りの魔力の回復薬をすべて使う。
俺はドラゴンに走って向かう。
「神剣!」
手から光の剣のような物が出てくる。
剣を振り下ろす。
ギギギ!と音がこすれあう音が聞こえる。
「いけ!!」
一カ所に切り込みが入る。
魔力を体に送って無くてもこの切れ味か、魔力が尽きるぞ。
俺はドラゴンが起きる前に体を斬っていく。
「おりゃあ!」
剣を振り回し切っていく。
「凄いあの子、私達とまるでレベルが違う」
俺は一生懸命切っていく。
魔力がきついどんどん減っていくこのままだと倒しきれない。
「グオオオオオオオ!!!!」
目覚めたか!
「みんな一度下がるぞ!」
「はい!」
「おう!」
下がる。
するとドラゴンが起き上がり。尻尾を振り回した。
危ないあれに当たっていたら戦闘不能になるな。
「魔法使いは遠くから魔法を剣士はそれを守れ!」
俺も一旦遠くから魔法スキルをを撃った方がいいな。
神剣をしまう。
「サンダーボルト!!」
稲妻がドラゴンに向かって行く。
「ギャアオオオオオオ!!!」
今までとは違い直撃する。
しかも剣より効いてる!!
雷魔法に弱いのか?
「みんな雷魔法だ!」
「は、はい!」
魔法使い5人は返事をする。
「地の魔力に感謝し我らに力を与えたまえ」
「ライトニング!!」
ドラゴンに飛んでいく。
「ギャオオオオオオオ!!」
俺のサンダーボルト程の威力では無いがしっかりとダメージを受けている。
これを繰り返せば勝てる!!
「サンダーボルト!」
「地の魔力に感謝し我らに力を与えたまえ」
「ライトニング!」
「グオオオオオオオオ!!」
俺達は着実にダメージを与えて行く。
いけるか?魔力が心配だ!
ユナ、盾に貯蓄していた魔力を俺に送ってくれ。
(了解!魔力を送り出しました)
魔力の半分くらい戻ってくる。
どんだけ寝てる間に盗んだんだよ!後で問いつめるとして。
後は魔法使い組の魔力の残りだ!
多分もう殆ど無いだろう。
「魔力は大丈夫か?」
「きついです。後数発撃ったら魔力が尽きると思います」
さあどうするか。
すると、ドラゴンの動きが止まる。
「やったのか!」
フラグ過ぎるだろ!そう言うのは言っちゃいけないのよ。
すると、ドラゴンの鱗のようなものがどんどんと落ちていく。
「何だ?」
ドラゴンが動き始める。
何をした鱗を落として防御力をなんでわざわざ下げる?
ドラゴンが魔法使い組の方へ向かっている。
地上だと空と違いそこまで速くない大丈夫だろう。いや、まさか.....。
「おい!全員散らばれ!!」
「え?」
ドラゴンがスピードを上げて近づいてくる。
そして尻尾をぶんまわす!
全員に当たり、吹き飛んでいく。
「くそ!」
俺は魔法使い達の所に向かう。
死んで無いよな。
(はい、息はあります)
それは良かった。
「剣士組!」
「なんだ!」
「こいつらはもう戦えない!ここから連れ出してくれないか!」
「でも、ドラゴンはどうするんだい?」
「あとは俺とリリスに任せろ!!」
「わ、わかった!任せたぞ!」
よし連れ出す時間を稼ごうか!




