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転生そして神になる  作者: 御霊ユナ
一章 東諸国編
29/70

喧嘩早い

「うわー!!でかい!広い!ピカピカ!」


ゴン!俺がエノメにげんこつをする。


「静かにしろ周り見ろよ!注目集めてるだろ」

「いった~」


エノメが頭を撫でる。

そして周りを見る。


「お前ら何見てんだよ殺すぞ?」


俺がエノメの頭をもう一度げんこつする。


「だからそのケンカ癖やめろって!」

「いや、癖と言うか変わった趣味と言うか」

「変わりすぎだろ!」


俺は引っ張ってエノメを連れて行く。

向かうのは鍛冶屋だ!そろそろエノメにも防具や手に付けるようの武器がないとな。


鍛冶屋、鍛冶屋あれかな?武器のマークがあるし。


カラン!とベルのような物が鳴る。

..............


当たりを見る顔に傷が入っていたり、髪がモヒカンや色んな髪色、体がムキムキの男達が酒を飲んだりしている。


「..........」


視線がこちらに向けられる。睨みつけられている。

これ明らかにやばいところだよね。いかついお兄さん方が沢山だ。

ここは俺の前世のスキル。さり気なくあっれ!ここじゃなかったか、あっ、間違えましたすみません気にしないで下さいを使うしかないか。


「おめえら、何見てんだ?ミタマ様にガンとばしてんのか?あ"?」

「..........」


俺がムンクの叫びみたいな声が出そうになる。

こいつなにいっちゃってんの?え?目がついてるの?

お兄さん方が立ち上がる。


ああ、俺の旅終わったわ。

お兄さん方ごっつい剣持ってるんやもん。


「いやなんというか、今のは冗談と言うか。本当は鍛冶屋の場所を教えてほしくて入って来たというか..........」


一人が近づいて来る。そして手を上げる。

そのまま手を振り落として来る。


ああ、このまま死ぬんだな。

俺は目を瞑る。


「ここだよ」

「.........」

「え?」


俺が目を開けると。

地図を俺の前に出している。なんだこれ?


「なんだ?坊主鍛冶屋の場所が知りたいんだろ」

「あっ、いやそうですけど.....殺さないんですか?」


ごつい兄さんがキョトンとする。


「殺すって何でまたそんなこと」

「いやだってメンバーがケンカ売ったし、その太い剣を持ってたから...」


またまたキョトンとする。


「ここは料理屋でナイフを持ってて何がおかしいんだい、それに今まかないを作っていたからね」


確かに酒があり飯があるが食われていない。外の看板は?

あれって包丁?確かに剣にしては形がおかしいと思ったが...。


「そうだったんですか本当にごめんなさい僕のパーティーメンバーが生意気で....」

「いやいや良いんだよ」


俺はエノメを見る。


「ひゅーひゅー」


口笛鳴らせてねえよ。後で覚えてろよ。


「ありがとうございます。それじゃあ行きますね」

「ちょっと待ちなよ、僕たち」

「なんですか?」


お兄さん達が笑顔になる。


「今日はここでご飯を食べて行かないかい?ちょっと作り過ぎちゃってね」

「いいの!!」


エノメが目をキラキラさせる。

こいつさっきまであんなに喧嘩売ってたのに....。


「勿論だよ。さあさあ遠慮なく」

「ミタマ様食いましょうよ!」


まあ、見た目に反していい人達そうだし良いか。


「わかったよ。食べさして頂きます。ありがとうございます」

「いんだよ。さあお食べ」

 

みんなで席に座る。


「それじゃあいただきます」

「「「いただきます」」」


みんなでご飯を食い始める。

これはお肉かな?


「う、うまい!なにこれ」

「だろ!俺の得意料理だよ」

「ほら俺のも食ってくれよ」

「は、はい!!」



............。

食いすぎた.....。きつい。


「ミタマ様満腹ですね」

「ああ、そうだな」


エノメが明るく言う。


「さあさあ、じゃあ教えてもらった鍛冶屋に行きますか!」


ポン!俺がエノメの肩に手を乗せる。

エノメから汗が出てくる。


「なあエノメまだ許した訳じゃないぞ?」


俺が明るく言う。

こいつさっきの事をなかった事にしようとしてたな。  


「ですよね......」

「うん!」


俺が明るく言う。

ゴーン!


「いった~!!!!」


げんこつの音とエノメの叫び声が町に響き渡った。

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