緑のペンダント
ガラガラ、ガッチャン!
馬車が大きく揺れ目を覚ます。
もうそろそろ町に着くな。俺とエノメは前の村のお祝いの次の日、ルーカルに向かうために村を出るときに次の町まで歩いて3日かかるそうで、ある商人がその町まで行く予定があるらしく馬車で乗せていってくれる事になり今に至る。もう一日中馬車に乗っていたからそろそろ着くはずだ。
俺がペンダントを見て握りしめる。
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「それじゃあ村の皆さん、ありがとうございました」
俺が村のみんなに礼を告げる。
「また絶対に来ます」
「ミタマ様村を守ってくださり。ありがとうございます。また会えるときを楽しみにしております」
「「「ミタマ様ありがとう」」」
村長と村のみんなの感謝が聞こえてくる。
「医者、私の看病ありがとう、また来る、ミタマ様は嘘はつかないのからね」
「またミタマさんを2人でいじりましょうね」
医者とエノメが隅でお別れを告げている。
いじりのはやめてほしいけどな。
「じゃあな"僕"俺もお前から貰った土を売って神様を広める為に村を出るよ、またどこかで会おうな!」
「ああ、勿論だ」
俺と兄さんが手を取り合って笑い合う。
そして最後は。
「メタ、またな次会うときには強くなってろよ俺達の仲間になるんだから」
「分かってるよ」
メタの体が少し動いていて目から今にも涙が出そうだが。涙を我慢して笑顔を見せてくれている。
俺がメタを抱く。するとメタの目から涙が出てくる。
メタが大声を出して泣き始める。
「絶対に戻ってくるから安心しろ。帰ってきたら旅に連れて行って前みたいに大騒ぎしような」
「う..うん」
メタが涙を拭く。
「約束だもんね」
少し声が震えているが。笑顔になる。
「そうだ!これ」
メタがペンダントを手に出す。とても綺麗な緑色だ。
「これは?」
「これミタマにあげる、私が作った村に伝わるペンダント」
「へぇー、そうなんだ」
「幸運を呼び寄せると言われているんだ」
メタが俺の首に付けてくれる。
俺と体が小さいせいか、飾りの部分がみぞおち辺りにある。
でも作ってくれたんだもんな。
「ありがとう、大切にするよ」
「うんそれを見て私を思い出してね」
「ああ、そろそろ行くとするよ」
俺とエノメが馬車に乗る。
馬車が動き出す。
「皆ありがとう、またね!!」
「皆さんありがとう」
「ミタマ様もエノメ様もお元気で!」
村のみんなが手を振って見送ってくれた。
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俺はペンダントを服の中に入れる。
馬車が森を抜ける。
すると光が入って来る。
「エノメ起きろ」
俺がエノメの肩をさすって起こす。エノメが目を擦りながら起きてくる。
「なんですか?ミタマ様むにゃむにゃ」
「あれを見ろ」
俺が指を指したのは俺の村の近くにあった町より遥かにでかい町だ!
「なにあれ!あんなでかい町初めてみた!凄いですねミタマ様」
「ああ、俺もだ!」
俺達は新たな町へ旅だったのである。
そこでまた新たな問題が起こることも知らずに.......。




