表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生そして神になる  作者: 御霊ユナ
前世
1/70

俺の人生

 俺は、後藤清正35歳。

 大学を出てから会社に入社、現在一人暮らし。そこから困ったこともなく普通の人生を過ごしていた。

 少しふつうじゃないのは親がとても神様のことをものすごく信仰しており、子供だった俺にもその考えを叩き込んだ。


 俺は神様を信じ様々な人に優しくしてきた、おばあちゃんが歩道橋で困っていたら必ず助けるし、ボランティア活動にはなるべく参加した。他にも友達の相談にのったり、子供のアイスを俺のズボンが食ったときにはお金をあげたりした。


 こんだけいろんなことをすれば神様は必ず俺を幸せにしてくれると信じていた、10分前までは....


 俺は会社から帰る途中、横断歩道で困っているおじいさんがいたのでいつも通り助けようとした。


「大丈夫ですか?なにかお困りですか?」

「あ、はい、ちょっと買いすぎて荷物が重くて渡れずに困っていたんですよ」

「それなら、僕が荷物を持ちますよ」


 そして歩き始めた時、青信号にもかかわらず猛スピードでトラックが走ってきた。

 俺は咄嗟におじさんを突き飛ばした。ドン!っと音が響き渡る。


「「「キャーーーーーーーーー」」」


 なんだ何が起こった?俺は轢かれたのか?おじいさんは?

 おじいさんの方をみる。

 無事でよかったと安心する。そして手をみる。


 あれこれは血?俺はしぬのか?俺は今までたくさんの人を助けてきたなのにこんな死に方なのか?

 俺の人生はこれで終わりなのか?俺は今まで自分より他人を優先してきた。


 自分は我慢して他の人が喜ぶようにしてきた、それは幸せって言うのか?

 その時俺は気づいた神がいるならなんで今まで我慢してきた俺が死ぬんだ?これから幸せになるんじゃないのか?ふざけるな!孤独で死ぬのか...おれは。神なんてくそ食らえ


 目の前が暗くなり始める


(いやだ、死にたくない、死にたく...な.....い)


 そこで俺の後藤清正の人生は幕を閉じる。

お読みいただきありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ