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社畜な俺と金髪巨乳幼馴染  作者: にやり
2/8

2 混乱

「あっ。冗談だったのに、本当に揉むんだ?」


「…えっ?あれ?」


何で俺は凛の胸を揉んでる?…でも柔らかいな。


「驚いてるみたいなのに、揉むのはやめないんだ?」


「………。」


ヤバい、何か幸せなんですけど…。


「んっ………ちょっとは癒されてる?」


「…うん、結構。」


「………そう。」


しばらく続けていたが、凛が俺の両手をつかむ。


「…こうしててもいいんだけど、明日も早いんでしょ?」


「あ、あぁ。」


「じゃあ、アタシ帰るよ。でも明日も来るから。」


「明日も?けど、何時になるかわからないぞ?」


「じゃあ、仕事終わったら連絡して。そしたらまた来るから。」


「わ、わかった。」


そう言って、凛は帰っていった。


え?俺結構ヤバいことしてない?凛だって彼氏いるかもしれないのに…。


疲れているのに、心臓はドキドキしっぱなしだ。凛は親友だった筈だろ?


もしかして女として意識してるのか?無意識だったとはいえ、何であんなこと…。


明日また凛が来る?どんな顔をして会えばいい?


そもそも凛は何をしに来たんだ?お袋に言われて顔を見に来ただけなのか?


何か話があったんだろうか?



俺は混乱していた。



『ねぇ?アタシのおっぱいどうだった?』


『アタシが女だって思い知った?』



風呂から出ると凛からメールが入っていた。


メールに返信出来なかった。


俺自身、良く分かっていないから、というのもある。


あるが、凛にどう接していいのかわからなくなっていた。


凛とは高校を卒業するまでは、ずっと一緒に居た。


俺が大学に入学し、凛は地元の企業に就職した。


離れ離れになって、やはり寂しかった。


大学には親元から離れ、一人暮らしをしていた為、凛とも疎遠になっていった。


それでも、春休み、夏休み、冬休みには実家に帰っていたので、そのタイミングで凛とも会っていた。


凛は俺から見ても、魅力的な女性に成長していた。


だが、それでも俺は、凛を親友だと思っていた。凛もそうだと思っていた。


大学卒業後、就職してからは一度も実家に帰っていない。


特に何かあったわけではない。ただ、面倒だっただけだ。


忙しさにやられ、ただ日々を過ごしていた。


凛の事も頭の片隅に追いやられ、ここ最近は連絡を取る事も忘れていた。




『アタシが女だって思い知った?』



一体どういう意味なんだろう?





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