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焼き芋ホクホク①

夏休みが終わり一ヶ月が経ち、俺と優子はサツマイモを焼いている場面を見ている。


「おいしそう‥‥。」

サツマイモは僕達の一つ年上の年中組の子達が作ったもので、かなり立派なものだった。


「玲ちゃん焼き芋楽しみだね!」

「うん、そうだね!」

隣には優子がいる。

‥‥うん、隣にいないことの方が珍しいか。



「玲司さん、おはよう‥‥。」

「優子ちゃん!おはよう!」

「「‥‥おはよう」」

亜衣ちゃん、祐樹くんは2人の個性が出た挨拶をして俺と優子を挟む形で移動してきた。


「ねぇ、玲司さん。」

「どうしたの?亜衣ちゃん。」

「‥‥‥」ジー



「私ね、ずっと祐樹くんに頼りきりだったの。」

「それは‥‥そうかもしれないね。」

「‥‥‥」ジー

これは当たっている。俺や優子、物静かな子と過ごすこともあるが、亜衣ちゃんは基本的には祐樹くんの後ろにいた。



「あはは‥‥玲司さんに言われちゃった。‥‥それでね、私ね色んな人と話したいって思ったの。」

「それは良いことだね、僕も何か手伝うよ。」

「‥‥‥」ジー

うん、良いことだよ。それは良いことだよ。

‥‥でも、さっきからの優子の視線が気になって話が入ってこない、どうしよう。



「じゃあ、玲司さんはずっと私の隣に——

——ちょっと待って。」

亜衣ちゃんが何を提案しようとしたかはよく分からないが、我慢ならなくなった優子が止めに入る。



「な、何かな?優子さん。」

「それは私のセリフじゃない?そもそも、なんで私を通さずに玲ちゃんにそんな提案をするの?」

話に入る余地がない‥‥。


「そ、それは‥‥‥でも、優子さんにそんなこと言われてやめる必要なんてない‥‥。」

「何を言っているの?あるに決まってるでしょ。‥‥少なくとも中途半端なあなたじゃないんだから。」

「ッ!?」

なんで、急にこんな修羅場になるんだよ‥‥。



「優子ちゃんはそんな奴らとじゃなくて俺様と話そう!」

とんでもない空気をとんでもない言葉でさらにカオスにする祐樹くん。


「そろそろ、お芋が焼けるから列に並んで待ってってねーー!!」

そこに、救いでもなく、何でもなく会話をぶった斬る園長先生。


混沌はここに極めた。


(あぁ、なんで俺はこんなに運がないんだろう‥‥。)

俺は自分の不幸を恨むことしか出来なかった。


お久しぶりです。

進路とか車の何やかんやで本当に疲れてました。


新作です!

大好きな兄と幼馴染。関係は変わる。

本編は10話あって、書き終えてます。

確認しながら2日に一本出します。


ショートショートストーリー

短い話を僕なりの解釈で書きました!

この作品よりもさらに圧倒的な不定期で投稿していきます。


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