2人の世界、おままごと。
「え‥‥、え?、優ちゃん、どうしたの?」
「私ね、玲ちゃんと喧嘩してもね、すぐに仲直りしたいの!だから、その練習がしたいの!」
練習‥‥?まぁ、悪くないかもしれないけど、
幼稚園児がこんなこと考えるか?
‥‥ネネちゃ——
「‥‥ダメかな?‥玲ちゃん?」
——やります!
‥‥この感じでいつも断れないでいる気がする。
「じゃあ、玲ちゃんが帰って来たところからスタートね!後、このカバンも持ってってね!」
「うん?、分かった!」
こうして、おままごとが始まった、
「ただいまー!」
「おかえりなさい!今日のお仕事はどうだったの?」
「うん、順調だったよ。」
そう言って、カバンを渡す。
ここまでは、いつものおままごとの流れと同じだ。‥‥もう、このまま終わっても良いんじゃないかな?
「あ、あなた!このカバンの中!?」
「え!、どうしたの!?」
びっくりして、振り返る。
そこには、
女の子用のパンツを持っている優ちゃんがいた。
「ぶッ!!!」
俺はあまりのデジャヴ感に吹き出してしまう。
「ふざけないで!
あなた、これは、どういうこと!?」
と言って、詰め寄ってくる優ちゃん。
(カバン用意した時点で準備したの優ちゃんじゃん‥‥。)
‥‥仕方ない、優ちゃんに付き合おう。
「いや、これは違うんだ!偶然なんだ!」
「何が違うの!?カバンの中にパンツが入る偶然って、どんな状況よ!」
それは、そう。本当になんで、パンツなんて入れたんだよ!
「そ、それは——」
「‥‥まさか、私に飽きちゃった‥?」
(それは違う!)
優ちゃんを飽きるなんて絶対にありえない!
「私は、この家を出て行かせて頂きます!」
「待って!!」
そう言いながら、優ちゃんの手を掴む。
「離して!浮気する、あなたなんて、‥‥大っ嫌い!!」うるっ
あれ、ちょっと‥‥涙目?演技?
離婚しそうな夫婦を演じようとしているのかな?
「僕も君なんて、大っ嫌いだ!!」
そう言いながら、目をつぶる。
‥‥ちょっと、見ながら言うのは辛かった。
「うっ‥‥、うぅ‥うぅぅ、」
その『涙声』を聞いて、すぐに目を開く。
目に映る優ちゃんは大粒の涙を流しながら、俺に抱きついていた。
パンツの伏線回収!
言葉にすると大分、最低ですね!、笑
後、この作品はフィクションであり実在の人物・団体名とは一切関係ありません。




