夏の不安を払いたい玲司。
2度目の幼稚園、初めての夏休みが来た。俺は今、母さんと朝ご飯を食べている。
「こんな夏休みは初めてだ‥‥‥。」
前は、俺1人で食べることがほとんどだった。
「玲ちゃん?どうしたの?」
「ううん、何でもないよ!」
「そう?」
‥‥気を抜いてしまっていた。
これは、あまり良くない‥‥。
夏休みになり、優子と会う機会もなくなるはずだ。
だから、自ずと俺は両親と過ごすことになる。
これは、2人の仲を改善する最高のチャンスだ。
ここからが本番だ。
(そう思っていた瞬間がありました。)
ピンポーン、‥‥‥ガチャッ
「玲ちゃん!久しぶり!」
肩をちょん、ちゃん、と可愛く叩きながら聞いてくる優ちゃん。
(天使みたいにかわいい‥‥。本当に、離婚とかどうでもよくなってくる‥‥。)
「昨日ぶりだね、ゆうちゃん!」
「うん!」
夏休みの前日
「バイバイ、優ちゃん!」
(両親の離婚‥‥、頑張らないとな‥‥。)
俺は、人知れず決意をしていた。
「バイバイ玲ちゃん!‥‥私、毎日、会いに行くね!」
「うん‥‥。」
だから、返事が適当になった。
「‥‥ふふふ、そうだよね!玲ちゃんも毎日、私に会いたいよね!」
「え!!?」
満面の笑顔だった。
もう本当に、これ以上ないほどの‥‥。
(こんな好きな人を見て、やっぱナシとか
絶っ‥‥対!言えない!)
「な、なんでもないよ、楽しみにしてるね‥‥‥。」
そうして、現在に至る。
「玲ちゃん、おままごとしよう?」
「うん!いいよ!」
おままごとは幼稚園でも良くやっている。
普段は、色んな子がいるから、たくさんの役があるけど、どうするんだろう?
まぁ、俺とゆうちゃんが夫婦なのは、一回も変わったことがないけど‥‥。
「どんな役にするの?」
「う〜ん、そうだね〜
‥‥‥離婚しそうな夫婦とか?」
心がドキリとした。
いつか、幼稚園のおままごとの風景も書きたいです!
これからも楽しんで頂けたら幸いです!




