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神様の詩
徐々に徐々に
人々の信仰が消えちゃったら
神社が消えちゃったら
神様はどこへいっちゃうのかな?
もうその地域を見限って
好きに生きるのかな
寂しくないかな
私だったら寂しいな
神社も信仰も失って
たったひとりぼっちで
死ぬことも出来ず
この世に取り残されて
何を想うのだろう
参拝者の玉砂利を踏む音を懐かしんで
人間に交じって
石ころで遊んでたりするのかな
だとしたらすれ違った人たちの中に
神様が居るのかもしれない
ねぇ
語られない神様たち
今どこに居るの?
目の前の大切な人たちの心の中に宿ってるのかな
「穏やかでありますように」
そう願うだけで叶いそうな気がして
神様の詩を書きたくなったんだ
名も知らない神様へ
有名すぎる神様に嫉妬しないで
私たちの未来を照らしてね
私たちも未来を生きるから