公園の陽だまりに
晴れた休みの日に
港の見える公園に行ったときの記憶から
五月の風が駆け抜ける
木々の葉を鳴らして
薔薇園には陽光が輝いて
噴水はきらめく
アーチの下をくぐると
薔薇の芳しい香りが満ちて
花咲く小道の間を
君のあとをついて歩いたり
花を嗅いでみたり
手が触れそうになって
そっともう片方の手で包みこむ
君に見られなかったかと思って見ると
何も言わないで笑う君がいた
芝生には子犬が遊んで
小さな子たちが駆けていく
気持ちいい日ざしのなかを
穏やかに時が過ぎていく
隣を見上げると君がいて
優しく見つめ返してくれるから
嬉しすぎてどうしたらいいのか分からなくて
なんだか笑ってしまう
ソフトクリームを買って
並んで食べ歩く
君のが欲しいとおねだりしたら
スプーンですくって分けてくれた
笑顔がこぼれそうな
幸せな日々の午後のこと
ランキング除外しています。
ご覧いただきありがとうございます。
続きは、…このジャンルはやはり鬼門でした。企画に出さなくてよかった。異世界恋愛ものとか読むのは好きなのに。
もう書けそうにないので、他の皆様方の素敵な作品をおすすめします!