はじめての朝
今回はキリがいいとこで区切ります
陽気な鳥の声が聞こえる。
「……っはっ!もう朝なのか…痛っ!」
眼にまだ違和感がある。
「夢じゃなかったんだね あっ…そうだ手帳は?」
手帳は僕の枕元にあった。
「よかった…あった。手帳に続きがあるのかな?」
黄龍眼の書かれたページの続きを読む。
手帳の続きには、
『無事黄龍眼は刻み込めたかな?これから5年間はなじませるために四六時中魔力の枯渇と補給を繰り返すから気長にまってくれ。』
『さて、これから君にお願いと提案だ。まずはこの手帳についてだが、手荷物になると不便になると思うので形状を変えることができる。手帳に意識を向けて「収納」と念じれば人差し指の指輪になる。戻すには「開帳」と念じればいい』
へぇ~ 便利な機能がついてるなーと思い、
「収納」
そう念じると、僕の右手人差し指に無機質な指輪ができた。だけど、三歳には目立つな…
「えーっと次は、…開帳」
再び手帳が現れた。
これでいつでも読むことができるね
再び読み進めていくと
『次にだが、指輪邪魔じゃないか?指輪が似合う歳にならないと目立つだけだ。』
確かに僕みたいな年で指輪をしていたら怪しまれるよね
『そこでスキル「隠蔽」だ。このスキルは見た目やスキルにも干渉することができる。』
隠蔽ってそんなことまでできるのかな?
確かスキルを隠すことができるくらいだったような…
『「隠蔽」で指輪も隠しこむことができる。更にスキルの一部を隠すことをおススメする。
闇魔法や隠蔽・糸操術は希少ゆえに目立ったしまう。また、ランクも適度に下げることを推奨する。』
確かに目立ちたくはないな~それにどこかで鑑定されてしまうかわからないよね
よし、スキルを調整しよう!
そういって僕はスキルを調整する。
聖魔法 B
(闇魔法)
(隠蔽)
双剣術 C
(糸繰術)
(火,水,風,土魔法,弓術)
見られたくないスキルはこの際隠しちゃえ
うん、平民って感じだね。これなら冒険者を目指すっていう夢をもったとかで旅ができそうだね。
「ハクト-!ごはんよ――」
母さんが呼んでいる。
「今行くよ!」
さぁ今日も素敵な一日が始まるといいな!
って急に気だるくなってきた!
ああっ!これが枯渇の状態か。早いしタイミング…
僕は気だるげに階段を降りていった。
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