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死ぬ度に異世界転生  作者: 青玉
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~序章~


明るく暗くよくわからない。

曖昧な景色のなかに浮かぶその「物」は、どこか切なくて懐かしい。

その景色を見たのは、この瞬間だけだった。


暗いなかに明るい光が...

目を開いた。

見えたのは見知った天井だ何ら変わらない天井。

顔を洗い、歯を磨き、朝ごはんを食べ、家を出る。

死んでしまうにはもったいない人生だった。


目が覚める。そこは、広く、明るく。

誰かに抱き抱えられている

「...?」

わからない。どこ。だれ。なに。なぜ。

「ルービちゃん、ご飯ですよー」

優しく話しかけられた。

(ルービ?ちゃん?)

聞き取れたが、謎だ。

まずルービだ。どの性別に付けられる名前だ?男?女?

それに"ちゃん"だ。これは、赤子、もしくは女の子に付けられるものだ。

不意に口元に何かが近づけられる。これは、、、

(ミルク瓶!?)

ミルクを飲む。と、同時に考えた。

(どうなってんだ?家を出たあと...うーん思い出せない。)

わからない事だらけだが、とりあえずミルクを堪能することにした。





あれから半年がたった。


なんということだ自分は。自分は...


女の子になっていた。


いや、言い直そう、女の子ということがわかった。




 男じゃなくなって、あったものがないとなんだか寂しい気分になる。


にしても、メイドがよく話しかけてくれる。まぁ返事をすることは出来ないが...


それで感じるのは、


何故言葉がわかるんだ?


ここってどう見ても異世界だよな?


ということである。


何を話されてもわかる。


 そういえばこの世界の自分の父親と母親の顔を見たことがない。


何故生まれてからかなりの月日がたったはずのに、両親は顔を見せてくれないのだろうか。


この事は大きくなったらメイドちゃんが話してくれるだろうか。






 目が覚める。


(この天井も見慣れてしまったなー。)


そこまで考えて、体の異変に気づく。


なんだ、このだるさは。体が重い。


「あー!あぅー!」


助けを求める。


だるいだけではなく寒気まで感じる。


「はーい、今行くよー待ってね、ルービちゃん」


メイドちゃんが歩いて近づく。


そして、顔を覗きこんで、


「な、」


言葉を失った。そして、放った言葉は、


「ルービちゃん!!」


驚愕に満ちた声で名前を呼ばれた。


メイドちゃんの瞳に映った自分の顔を見てみる。


とても青かった。




 今、メイドちゃんが魔法で何の病気か調べているらしい。あくまで予想だが。


まぁ、結果はすぐにわかるだろう。


「え?」


どうやら結果が出たらしい。


その結果は...


「風邪?」


そう、呟いた。


(...風邪?いやいや、明らかにそれよりも重い病気だろ?)


メイドちゃんもその意見にたどり着いたのかもう一度魔法を使って調べ始めた。


いくらやっても変わらないらしい。


「嘘でしょ。なんで、なんで風邪ってだけでこんなに青くなるの?」


何でだろうね?と答える代わりに、


「あぅー?」


と答える。


(そういえばこの体って生まれてそんなにたってないじゃん。)


ということは、まだ抗体が弱い。


(あれ、これって凄く不味いのでは...)


抗体が弱いということは風邪に対応できない、風邪を治しにくいということだ。


そういうことまで、頭が回らなかったのか、それとも、そこまで科学が発展してないため考えられなかったのか。


メイドちゃんが焦ったようすで家を飛び出した。


どうやら、魔法でどうこう、という話では無いらしい。


命はメイドちゃんにかかってるらしい。


(頼んだよメイドちゃん)


そこで意識が途切れる。

初めて書いた小説です。

アドバイスコメントを待っています。

続きはいずれ投稿します。

読んでいただきありがとうございます。

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