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プロローグ

地下鉄で殺された高校生の染野霧雨。

もっていた力で世界を救うファンタジー物語。

[プロローグ]

 

 

 皆さんは異世界転生と言うものを知っているだろうか? ライトノベルの小説でよくあるあれである。


 さて実際にそれを体験した人はいないのではないだろうか。少なくとも100人に聞けば100人が『頭大丈夫?』と言うだろう。


 この話はそんな異世界転生を実際に体験した高校生のお話である。

 

第一章 [転生者]

 

 

 

 『え・・・は・・?』     

突然目の前が真っ白に染ったかと思いきや見た事も無い景色が目の前に飛び込んできた。 


 『これ・・もしかして異世界召喚ってやつかぁぁあー』


 そう叫ぶと同時に馬車のような物が容赦なく土煙りを巻き上げ目の前を横切ってた。

 〜〜〜〜数時間前〜〜〜         

 俺は染野霧雨(そめのキリア)18歳高校3年

 今・学校へ登校するために地下鉄へと走っている。

 『やべッッ寝過ごした![#「!」は縦中横]』

 周りは人だらけで走ることすらままない。

 

 それでもなんとかホームにたどり付き時計をみて遅刻しない事に心の底から安堵した。

 『あれ、少し時間あるな』

 

 そう言ってスマホを取ろうと鞄の中に手を入れたその瞬間俺は妙な浮遊感と背中に残るわずかな感触を感じ察した。

 (あっ死んだ( ^ω^ ))っと

 

 後ろを見ようと首をひねれば丁度きた電車と目があった。けたたましいブレーキの音と共に俺の生涯は、幕を閉じた・・・はずだった・

  〜〜〜〜今〜〜〜〜

『ゲホッゲホッ』

 舞い上がった土煙の中で涙目になりながら思う。

 転生したのか?いやこの場合だと転移か?

まぁ細かい事は置いといて今大事なのはこの世界が俺のいた世界じゃないという事だ!

 

 それに、異世界といえば魔法!あの、アニメや漫画でよくある魔法を使ってみたい! 

 

 そうと決まれば早速、冒険者ギルドに行こう! 

そう心の中で高々と宣言し、冒険者ギルドを目指して歩き始めるのであった。


 『詰んだ・・』

数分後、俺は大通りの一角にある階段に腰を下ろして嘆く。

 よく考えたら冒険者ギルドの場所わからないじゃん!・それに・・なんかさっきから道行く人に睨まれるんだけど……俺なんかしたかな?


 

 通り過ぎる人が俺を見て顔をしかめたり、睨みつけてくることを頭の中から追いやり今直面している現状に目を向ける。

 

 『とりあえずギルドの場所をしらみつぶしに探していくしか無いな・・あんなに睨まれたら話しかけづらいしな』


 地道に歩いて探そうと思って腰をかけていた石造りの階段から立ち上がって歩き出そうとすると後ろから声をかけられた。   

 

『おい、そこのにいちゃん、何か探しものかい?よかったら手伝わせてくれや』


 『あっはい、実は冒険・・・いえ、仕事

を探していまして・・・』 


 この世界は異世界だ、だか異世界だから冒険者ギルドなどがあるとは限らない。そして今この世界について俺はほとんど知らない。   ・・・せっかく転生したんだ、慎重に行動しようっと決心した。  


 『おいおい、にいちゃんまさか無職か?俺がいい仕事紹介しようか?』

 

 なんていい人だ、もしかしたしたらここでギルド紹介してくれるかもしれない!。

 そう期待してとりあえず話を聞いて見る事にした。

 

 『ぜひお願いします!。』

 

 『ああ任せな!・・んでどんな仕事がいいとかあるか?』


 『そうですね・・討伐とか・・戦闘系の仕事がいいです』

 

   『んじゃあ冒険者だな・・ギルドの場所わかるか?』


 『いえまだこの街に来たばかりですから』

 そう言って首を傾げて見せた。

  すると何やら俺を疑うような目で見つめてきた。

 『そうか・・旅人って事か?まあ珍しくないしなそれと冒険者ギルドはこの道をまっすぐ行けばいい』


 『ありがとう』


 そう言って別れようとするとガシッっと肩を掴まれた。なんだろと振り返るとそこにはさっきの親切なおっさんがいた。

 『な・・何ですか?』

 驚きのあまり声がうわずってしまった。


 『いやいやお前さんよ、冒険者登録料金はあるのか?』

 へ?そんなのいるの?と素で驚いている俺にそっぽを向きながら言った。

 『ほら、これ持ってきな!』


 そう言って皮包みの小さな袋をポイッと投げて来た。


 『ブッッ』


 見事に顔面でキャッチして顔を押さえ悶えているとおっさんが喋り出した。


 『冒険者登録料金だ、多分足りると思うからそれで登録して来な、じゃあな』 


 お礼も言う暇もなくおっさんは歩いて行ってしまった。つーか何しに来たんだ?しかも名前も聞けなかった……

 とりあえず教えてもらった通りに進んで行くと本当にギルドらしき家があった。外装は木造で扉が西部劇に出てきそうな感じの扉だった。


 ところどころヒビが入っていて今にもつぶれそうで、俺の不安心を煽った。

 

 かなり勇気を出してその扉を押し開けるとギィーイと耳が痛くなるような音と酒くさい匂いやどこかで宴会でもやっているかのようなうるさい音が聞こえて来た。

 

  俺、この世界で生きていけるかなぁと言う小さな疑問が生まれた瞬間であった。


本作品を手にとってくれてありがとうございます。

これが処女作ですので誤字脱字などは多少大目に見てくれると助かります!

もっと努力してもっと良い作品を作っていこうと思っています。

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