極彩色に黒
極彩色の花畑に
迫る影 泥の臭い
影が花を押し潰す
影が泥を落としていく
この花は少し背が高いから
低い花に合わせなきゃ
手折ってしまおう
手折ってしまおう
平均平凡
悪平等
潰された花は繰り返す
「劣ることの何が悪い」
手折られた花は繰り返す
「秀でることの何が悪い」
巨大な影は繰り返す
「平等、平凡、それで良し」
いつしか花は諦観し
太陽さえも見ないふり
種を落とすことさえも
子が不幸だと嘆くのだ
されど酷なことに影共は
手折ることを止めぬまま
産めよ増やせと叫ぶだけ
平均平凡
悪平等
嗚呼、極彩色の花たちに
漆黒の影が降り注ぐ
平均平凡
悪平等




