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魔法の鍛冶屋ルミル・ミーリア  作者: 黄龍
お節介仲間召集編
11/23

ディバイディングドライバー

魔法(魔術)。


特定の存在から力を借りて強力な行為を行う手段の一つ。通常は呪文による詠唱を用いて行う。基本的に行使には代償が必要であり、その多くは魔力である。なお呪文を覚えて唱えられれば使える、といった気軽なものではなく、制御し、きちんと操作をしないと暴走をしたり自分にふりかかったりして、周囲に被害を与えたり、死亡したりしかねない。魔法の中には呪文を用いる魔術以外にも、呪術、憑依術など他の手段も存在する。勘違いしやすいが、精霊が通常力を発揮するときは魔術で行っているわけではなく、単に自分の力を行使しているにすぎない。もちろん、実体化できる精霊達は、人と同じように魔術を習得することで行使できる。物語上ではルルアトが得意としている。



ルミル 「魔法に関する紹介です~」


ロイ 「ほう、精霊の場合は通常の力の行使もあるのか」


ルルアト 「元々の力で魔法と同じようなことが出来るからのう」


ミュレス 「魔法ならクロスが詳しいんじゃない?」


フェニエル「大学院でも首席だったしな」


クロス 「いやいや、私もまだ若輩ですよ」


ミュレス 「あんたは謙遜しすぎよ……」


ルルアト 「ミュレスは高慢じゃがな」


ミュレス 「なんですってぇ!このくそじじい!」


セレイラ 「え~と……本編をどうぞ~」

祭りも四日目、中日となった。幸いにも連日すこぶる天気は良く、また地元の人々の話では数日この良い天気は続く、とのことだった。そのお陰もあってルミルの店も賑わいを見せていた。店では三姉妹が忙しく働く。屋上では、ルミルを含め一行が集まっていた。


「やれやれ……昨日は大変だった……」


フェニエルが気疲れをして肩を落としつつ語る。ミュレスはニヤリと笑う。


「セレイラとデキちゃった、とか?」

「ちょ?!話をそこまで飛躍させるな!あ……いや……もちろんセレイラは大事だが」

「おやおや、お熱いですねぇ、フェニエル。ま、私も昨日はルルアト殿と楽しく話せられましたけれどね」

「く、クロスも茶化すな!ま、まだ、私は……」

「ほう。まだ、と言うことは現在進行形か……。良かったな、セレイラ」


ロイまでが話に加わり、茶化す。セレイラは真っ赤な顔をしつつも笑顔で頷いた。


「ええい!!まあ、私の件はそういうことにしておく!それはともかく、ルミル、昨日ミュレスに何をしていた?様子がただ事ではなかったぞ?」


フェニエルが半分誤魔化しながら話題を変える。ルミルは微笑んだ。


「ん〜?。ミュレスと愛を育んでいただけですよ〜?」

「ちょ?!ルミル!変な言い方をしないでよね!!そ、そんなんじゃないんだから!!」

「え〜……。あれだけ愛し合ったのに〜。もう、あたしは見捨てられるんですね……」

「んな?!誰もそんなこと言ってないし!そ、そりゃ、ルミルはあたしにとって大事だけれど……はっ?!」


思わず言ってしまった本音に気づいて真っ赤になるミュレス。


「あ……あの……つまり……」


しどろもどろになるミュレスを全員は微笑んでみていた。


「マスターとミュレスさんの関係はわかりましたが、今日はどうされるおつもりですか?」


アムシェが淡々と質問をする。ルミルは苦笑した。後ろではミュレスが何やら色々喚いているようである。


「そ〜ですね〜。アムシェ、軌道兵器の修復具合はどうですか〜?」

「はい。現在約八十パーセントまで復旧しています。大型兵器、及び、衛星砲、群体兵器などが今現在も使用できません」

「そ〜ですか〜。ディバイディングドライバーは使えますか〜?」

「使用可能です。しかし出力の調整が不十分なため、六割程度での運用となり、戦闘空間維持は三時間程度が限界となります」


アムシェからの報告を聞いて、ルミルはしばらく考えていたが考えがまとまったのかみんなの方に向かって話し始める。


「では〜。これからアムシェに戦闘空間を作成して貰いますので〜。みんなでそこで戦闘訓練をしましょ〜」

「戦闘空間?何だ、それは」


ロイが訊ねる。アムシェが一歩進み出た。


「私から説明します。軌道兵器ディバイディングドライバーを使用して現時空内に一定の閉鎖空間を作成。そこへ、敵対対象を送り込み、現時空に対しての戦闘被害を無くした上で、戦闘部隊が内部にて敵を最大戦力で叩くために作られた巨大な空間の事です」

「ま〜、その中だったら周りを気にせず、魔法とか使いまくれますよ〜という便利なものですね〜」

「以前シャネがやった「位相転移」というものと似たようなものか?」


フェニエルが思い出したように訊く。


「ん〜と。位相転移で時空移動した場合、無限の広さの位相空間内にいるので〜、魔法研究などにはいいのですが〜、戦闘となると〜」

「いたちごっこになるわけだな」


ロイが気づいて言う。ルミルは微笑んだ。


「そ〜いうことです〜。アムシェが作成する戦闘空間は一定空間で閉じているので〜、ま〜、逃げ回ることも出来はしますが〜、無限ではないので幾らでも追い詰めれるというものなんですね〜。ま、口では上手く説明しにくいので〜、まずは行ってみましょうか〜。アムシェ、お願いしますね〜」

「イエス、マスター。ディバイディングドライバー、軌道上より転送します」


ルミルの命に、アムシェが応える。アムシェの前に強い光の塊が現れた。暫くすると、その塊は何かの機械であることがわかる。アムシェはそれに手を掛ける。


「ディバイディングドライバー発動。戦闘空間を発生させます」


アムシェが持つ機械が起動し、所々がカラフルに輝く。すると周囲の空間が歪み始め、気がつくと店の屋上ではなく、荒漠としたまっ平らな平地の上に全員がいた。


「ディバイディングドライバー正常に作動。戦闘空間展開を完了。約三時間、この状態の維持が可能です」

「は〜い。アムシェご苦労様〜。次は、中近距離戦用の兵装を装着して待機していなさい」

「イエス、マスター。中近距離戦用の兵装を選択します。指示が具体的ではありませんので汎用兵装を選択します。設定完了、転送します」


アムシェがそう言うと、アムシェの体が淡く光り、その光が消えた後には右肩に何やら棒状の物体が載っている軽装のような鎧と、左手に棒状の武器を持って立っていた。それを見てルミルは微笑む。


「アムシェはこれで準備はいいですね〜。みんなも武器や防具の準備をしてくださいね〜」

「ルミル、訓練ということはわかるのだが、どういう風にやるのだ?」


支度をしながらフェニエルが訊ねる。


「そ〜ですね〜。ラグロウゼスが完全体ではないですから〜。アムシェ対フェニエルとロイが一組。あとは、ミュレス対クロスですかね〜」


ルミルは少し考えてからそう言った。


「ってことは。あたしは魔法主体で戦えってこと?」

「あ〜。そうですね〜。ただクロスの方にはルルアトがいますから〜、もしかしたら苦戦するかもです〜」

「ふん!くそじじいくらいギャフンと言わせてやるわ!」

「ほほう……泣きっ面を掻くなよ、このババァめ!」

「おやおや、始まる前からお元気ですねぇ。まあ、お手柔らかにお願いしますよ」


早速ミュレスとルルアトが応酬を始める。クロスは苦笑しつつ準備をした。


「いきなりアムシェとか……。セレイラ、彼女は強いから心してかかろう。ロイ、後方からの支援を頼む」

「は……はい!」

「ああ、了解した。セフィルナ、頼むぞ」

「はいは〜い♪私にお任せ〜」


フェニエル達も準備をする。その様子を見てルミルは微笑んだ。


「あ、ちなみに怪我をする前にあたしが「強制的」に止めますので、思いっきりやってくださいね〜」

「よ〜し、それなら頑張らないとね!」

「クロス、昨日話したのを早速やってみようかの!」

「ああ……。あれですか、わかりました。私なりに頑張りますよ」

「準備完了しています。いつでもどうぞ」

「では、私が切り込む。セレイラ、近接援護と防御を頼む」

「はい!!が、頑張ります!」

「じゃ、俺はフェニエルの動きを早く覚えて支援しないとな」

「ですね♪」


そうして、戦闘訓練は始まった!!






ルルアトは早速詠唱を開始する。


「天にたゆたうは力の源」


クロスがそれに和するように詠唱を「合わせる」。


「地に蠢くは力の根源」


二人の行動を見てミュレスが気づく。


「げ?!二重詠唱?!いきなり高等魔法なの?!ってことは……」


ミュレスは二人が唱える言葉から魔法を特定し、急いで対抗処置に出る。


「時と空を司るは運命の女神…………」


ルルアトとクロスの詠唱が続く。


は我らに力を与え《我は代償をに与える》我等が力持て《我等が抗うものに》相応しき報いを《この力によって与えん》」


そうして詠唱が完成する。


「ほれ!!天地轟雷じゃ!」


ルルアトが叫びミュレスのいる上空に巨大な雷の塊が出現、轟音と共に雷が落ちる!

落ちた後には何も残っていなかった。


「おや?やり過ぎて消し去ってしまったかの?」

「何ボケてるのよ、くそじじい!」


ミュレスは別の場所に立っていた。


「なるほど、時空転移ですか、流石ですね」


クロスがミュレスが何をしたのか悟って言う。


「ふん!この程度でヤられるあたしじゃないわ!見てなさいよ、一人だからって二重詠唱が出来ない訳じゃないのよ!」

「な、なんじゃと!」


ミュレスの言葉にルルアトが驚きの声をあげる。ミュレスはニヤリと笑みを浮かべた。


「魔力を司るは運命の女神《我とその力とを持って》我に仇なすものに《その力を見せて》相応しき報いを《溢れるがままに》与えんことを!」

「これは……魔弾襲来です!!ルルアト殿、間に合いませんから全力で魔力中和を!」

「わ、わかった!」


クロスが詠唱から魔法を識別し、素早く対処を述べた。二人は急いで行動に移る。ミュレスの周囲に無数の魔弾が現れた。


「いっけぇ!!魔弾襲来!!」


無数の魔力の弾が様々な軌道を取りながらクロス達を襲う!!






フェニエルはラグロウゼスを構えてアムシェと対峙する。アムシェの方は殆ど直立不動の形で立っていた。


「人相手ではないから勝手が違うが……。行くぞ!!」


掛け声と共に切り込む!少し遅れてセレイラも続く。


「突っ立ってるだけってのも不気味だな。ま、下手に考えても仕方がない。セフィルナ、フェニエルとアムシェが始めたら支援射撃をするぞ」

「了解♪風での誘導はお任せを〜♪」

ロイはそう言い複合弓を構えた。セフィルナの周囲には強く風が渦巻き始める。


「まずはこれでどうだ!」


フェニエルは最も避けにくい胴体中央部分に向かって袈裟懸けに剣を振り下ろす。アムシェはそれを判断し左手にあった棒で受ける。激しい金属音が響いた。


「ちっ、判断が早いな!」


力で押し込もうとするが、逆にフェニエルの方が押し返されるほどの力を受ける。フェニエルは全身の気を巡らし、体の活性化を図った。


「やはり通常状態では相手にならないか!!」


フェニエルがそう言うと、彼の髪が勢い良く舞い上がり、美しい銀眼が輝く。


「フェニエルの身体能力の著しい向上を確認。魔術強化の一種と判断、対応します」


アムシェは淡々と確認をした情報を語る。ふと、フェニエルの姿が消える。そのすぐ後ろからセレイラがやって来た。


「あ……アムシェさん、行きます!」


掛け声と共にセレイラは産み出した土の槍をアムシェに投げつける。アムシェは事も無げにそれを切り払った。


「良し!!今だ!」


フェニエルは見計らったようにアムシェの右側に回り込み斬りつけた!!……が。


『ぎぃぃぃぃぃんんん!!』

「なんだと?!」


フェニエルの剣がアムシェに当たる直前、初めて見る何やら眼鏡のレンズのようなものに遮られた!


「ピンポイントバリア、正常に作動。反撃します」


アムシェはそう言い、左手の棒をフェニエルに向かって振ってくる。フェニエルは素早く下がった。


「良し、今だ。セフィルナ頼むぞ!」


ロイはそう言い、弓を引き絞ってセフィルナが作り出した矢を打ち出す。矢は見事な放物線を描きアムシェに到達した。


『ぱしぃぃぃぃぃっ!!』


またもや、アムシェに当たる直前に防がれてしまう。


「う、嘘?!私の誘導まであるのに!」


セフィルナは驚きの声をあげる。ゴルワスは感心していた。


「正に鉄壁ですな。自分ではどうやって攻めていいかわかりません」


こうして戦線は膠着しつつあった。






ミュレスとクロス達の対戦も魔法の応酬戦となっていた。


「いでよ火の精霊、我の力により汝の力持て、彼のものに業火により滅びを与えん!」


ミュレスが火の精霊を呼び出し魔法を完成させた。


「これでどうよ!火炎竜巻!」


炎の巨大な竜巻がクロス達に迫る。


「ちっ、派手な奴じゃな!」

「ルルアト殿、私にお任せを」


クロスはそう言い、呪文を唱え始める。


「魔力を司るは運命の女神、我の力持て、その力我に与えたり、その力により地に縛られし精霊を解放せり」


竜巻が来る前に呪文は完成し、クロスは発動させる!


「いきます。元素乖離げんそかいり、です!」


クロス達の前に玉虫色の膜のようなものが発生した。そこに炎の竜巻がぶつかる!!すると竜巻は音もなく四散していった。


「ほほう……一人の人間で元素乖離まで使いこなすとは流石じゃな」


ルルアトが感心する。クロスは謙遜しながら答える。


「はは……魔法くらいしか私には取り柄がないですからね」

「き〜!!いい加減しつこいわね〜。魔法戦って言い切っているから近接するわけにもいかないし……。仕方がないわ、一か八かあれをやってやる!!」


ミュレスは何を思い付いたのか、何やら呪文を唱え始めた。


「全てを造りしもの、初めがなく終わりもない無限なる存在、かの神に請い願う……」


呪文の言葉を聞き、クロスはハッとする。


「そ、それは?!い、いけませんミュレスさん!!幾ら貴女でも危険すぎる!!」

「む?!どうしたんじゃクロス。あ奴、何をする気じゃ?」


クロスは顔色が蒼白になる。


「禁呪なんです、ミュレスさんが唱えているのは……。伝説の神、神々の中の神の力を借りようとしているんです!!」

「なんじゃと?!あのバカ娘、血迷うたか!」


ルルアトも驚いてミュレスを見る。ミュレスの方は既に呪文が完成しつつあった。


「……栄光とその力を示したまえ、願わくば我の望みを叶えたり、そう!相応しき報いを与えたまえ!」


呪文が完成し、ミュレスの中に向かって強力な力が入り込む!!


「きゃぁぁぁぁぁぁ!!」

「ミュレスさん!」

「全く、無茶をすればいいというもんじゃないぞ!」


離れているにも関わらず、クロス、ルルアトの場所にまで凄まじい力の奔流の一端が届く。


「これが伝説の魔法、禁呪、神の指……。す、凄いなんてモノじゃない……。人には扱えるものじゃない。幾ら、ミュレスさんがバンパイアでも……」


クロスは様子を見ながら感想を述べる。ルルアトは苦虫を潰したような顔をした。


「ったく!!相変わらず無茶ばかりする娘じゃて!ま、だからルミル様が可愛がるのじゃろうが……」

「ああぁぁぁぁぁ!!」


ミュレスは自分の中に入り込む力の奔流に耐えていた。


「る……ルミル!あ……あたし、頑張るから!だから!力を貸してぇぇぇ!!」


叫びと共にその力強い力の流れが消え去った。


「ど、どうなったんじゃ?」


ルルアトは心配して見つめる。クロスも無言のうちに見ていた。そこへルミルがやって来る。


「全く、昨日の今日で簡単にいくわけがないでしょうにね〜。あ、クロス、ルルアト、心配しなくて大丈夫ですよ〜。呪文には耐えれたようですけれど、そこで事切れたようなので〜。こっちはこれで終わりましょ〜」


ルミルはミュレスを抱えあげながらそう言った。クロスとルルアトはため息を吐く。


「なんだか実践さながらになっちゃいましたね」

「そうじゃな。逆に実践の方がモノ足りぬかもしれん」


そう言い二人は苦笑するのであった。その様子を見てルミルは微笑んでいた。






一方、フェニエル達の方は一進一退の戦いが続いていた。互いに手の内をまだ知らない中、探りあいとなる戦闘でもあるため、やむを得ない面もあるが、双方が攻めあぐねているのも事実だった。


「くっ……くそっ……そろそろ、能力強化も限界に近いな……。あまりセレイラに無茶はさせたくないし……」


フェニエルは自分の手札が少ないことに焦りを示していた。再び切り込む。

激しい剣と棒のぶつかりあう音が響く。


「よし!フェニエルもあまり持つまい。セフィルナ、強化して援護を頼む!」


ロイはそう言い走り出す。


「あ、ちょっとロイ様!」


セフィルナはロイを止めようとしたが、ロイはそのままアムシェの方へ向かっていく。


「仕方がありません、自分も行きます」


ゴルワスがそう言ったとき。


『ごおぉぉぉぉ!!』


アムシェの肩から魔力砲が撃たれ、ロイを強襲する!!


「し、しまった!ロイ殿!」


ゴルワスが叫ぶ。ロイは間一髪というところで避ける。アムシェはその間にもフェニエルと戦闘を続け徐々に押し込み始めた。


「そろそろ限界のようですね。終わりです、フェニエル」


アムシェがそう言いフェニエルに止めとなる一撃を打ち込もうとした。

フェニエルはこれで負ける、と思った。


「だ、ダメです〜!!」


セレイラがフェニエルに抱きつき、全身が目映いばかりに光る!!


「?!重力震を検知。危険」


アムシェは危険を感知して逃げようとするが、その前にセレイラが放った重力波に捕まり、吹き飛ばされた。


「は〜い、そこまで〜。みんな予想以上でした〜」


ルミルがやって来て終了を告げる。

初の戦闘訓練はこうして終わった。






次第に仲間としての一致を見せる一行。

「お節介」に対して優れた結果を出す助けとなるのか。

結果は、まだ先の物語……。

ルミル 「みんな頑張りましたね~」


セレイラ 「ふ……フェニエル様~……」


フェニエル「落ち着け、俺は無事だ」


ロイ 「何だかまともに戦えなかったな」


セフィルナ「ロイ様は、直接戦闘向きじゃないですしね」


ゴルワス 「隠密時に活躍、ですね」


クロス 「ところで、ミュレスさんは大丈夫ですか?」


ルミル 「え?ああ……だ、大丈夫よ」


フェニエル「何をしている、ルミル」


ルミル 「いや……寝顔が可愛いからキスマークでもつけようかと……」


セレイラ 「あ、私にも教えてください!」


フェニエル「ちょ?!セレイラ?!落ち着け!」


……なんかセレイラが暴走気味(汗)。

次回は、「戦いの後、それぞれの思い」をお送りする予定です。

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