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16 戦場の恋5

兄様と明日のことを少し話し合い私は眠りについた。


翌日私は、戦争の準備に参加した。


「今日はリズ様が参加されるのですか?」


「ええ、私が役に立てるかはわからないですが。」


「そんな…黒魔術のエキスパートであるリズ様がいれば百人力です。今日こそライオス様が決闘に勝ち、我々も戦争に勝利することでしょう。」


私が戦争に参加することで兵士たちの士気もかなり上がっている様子だった。


(今回私は皆様の役には立たないでしょうけど…むしろ、邪魔するでしょう。)


意味ありげなことを考えていると決闘の合図である鐘がなった。


「皆様少し先に行っててください。私は準備が終わり次第向かいます。」


兵士たちと別れ私は黒魔術の準備に入った。



黒魔術の準備をしている間、戦争は本格的に始まりその中央で兄様とフィーネ将軍の決闘も始まっていた。


(そろそろ頃合でしょう。)


そう思った私は黒魔術を発動した。龍に化ける黒魔術を…


「偽りの(ライアーズドラゴン)


この黒魔術は何も実際の龍になる訳では無く、はったりだ。しかし、その効果は絶大で敵も味方も私に釘付けになっている。味方からは


「リズ様万歳!」


などと恥ずかしい歓声があがり、敵からは


「フォーネス王国の呪われたドラゴン姫が現れたぞ!」


と、こっちはこっちで驚きの声を上げている。


(これでどちらの兵士も私に釘付けでしょう。今のうちに兄様、頑張ってください。)



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