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~愛銃探し~

   ━━━オトッキ町商店街━━━

「ここなら同志の好きな銃が選べますぞ」

「すごいたくさんありますね」

「だって、店主と我らが世界中から集めておりますから」

「世界中?!」

「僕らはガスガンを主に使用しているのですが魔法銃という銃もあります」

「魔法?!」

「はい、魔法です」

「アスト、魔法を知らないの?」

「あー…まあ、あまり魔法が関わるところにはいなかったので…」

「そうなんだ。珍しい場所に住んでいたのね」

「うんまあ、そうですね」

「はいはい!それよりも愛銃を選びに行きますよ!」

「アスト殿はどのタイプになさるんですか?」

「魔法銃ってどういう特徴があるんですかね?」

「えっと、弾切れや電池切れ・ガス切れがありません」

へえ、凄いな魔法銃。

「でも、アストは初心者だし遠慮とかせずに魔法銃でもいいと思うよ?」

「うーん」

…どうしようかな。

正直、弾切れも動力切れも無しっていうチート感は惹かれるな。

「………」

…俺は


   ━━━オトッキ町商店街━━━

「本当にガスガンでよかったの?」

「うん。やっぱり弾切れとかのハプニングがあるほうが楽しいかと思って」

「そうか!いい心意気だな!」

「…アスト殿」

「…?どうされましたか?」


『貴方、何者ですか?』


「…何者、とは?」

「そうよジョッチ。それに、アストさんはどこからどう見ても一般人よ?」

…あの天使?め。余計なところに気を配りやがって。

「ニア殿、我はこのアスト殿の素質を見るためにずっと隙を伺っておりました」

「教えることになったときにダメな点を教えるためにも」

…なるほど。

やっぱり、隠すのは難しいか?

いや、まだ言い逃れはできるか。

「それがどうしたの?」

「…隙が、全く無いのです」

「それに、同志は常に警戒をしておりました」

「そりゃ、ほぼ初対面の人の前で警戒の一つもしないのはどうかと思ったので」

「…そうですか」

「…いつか、話してもらいますから」

…これは、かなりやばいかもな。

こいつ、結構できる人材だな。

けど、まだ経験が足りてないな。

「もう、ジョッチがデタラメ言うせいでアストのテンションが下がってるじゃない」

「あっはは。すまない、アスト殿!」

「いえ、大丈夫ですよ」

「それと、敬語。話しづらいなら外しても大丈夫ですぞ」

「…気づいてました?」

「やっぱり、タメ口が主な話し方なのですな」

…油断、できないな。

「それじゃ、まずはキニス食堂に戻って開封と試し打ちですな」

「え?そんなスペースありましたっけ?」

「失礼ね!確かにそんなスペースないけれど…」

「魔法で空間を作るんですよ。アスト君」

「なるほど」

「…そういえば、ニアちゃんさんは店を抜けてきてよかったんですか?」

「店?店なら臨時休業にしてきたよ?」

「…いいんですか?お客さんとか…」

「来ないわよ。こいつ等以外は」

…言ってて悲しくならないのかな?

「それではアスト殿!行きますぞ!」

…さてと


思わず素の戦い方を出さないように気を付けないとな


あくまでも、僕は初心者だ。

手練れじゃない。


   ━━━キニス食堂━━━

「練習するぞー!アストー!」

「ちょ、ちょっと待ってください!!」

さて、頑張るか…

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