~自殺したら転生してしまった~
どうも、kyuuriです。
初めてこういうサイトに小説を書きました。
自分でもある程度しか構造を考えていないので、どんな方向に話が行くか不安です…
そして、物語を文字に起こすというのも初めてですので多数のミスがあると思います。
できれば温かい目でご覧ください。
物語は随時更新していきます。
リアルの予定に合わせて書いているのでかなり不定期となっております。
ご了承ください。
それでは皆様、物語をお楽しみください!
━━━学校の屋上━━━
風がうるさい程騒がしく、寒い冬の一日である今日という日に、
僕こと、木在 明日渡は屋上に来ていた。
「寒いなぁ」
そんなことを呟きながらフェンスに肘を置く。
そして、「でも、もうやることもないし…いいか。」
と、そんなことを言いながら彼は…
フェンスに乗せていた肘に力を入れ…
その軽くなっていた体を上に押し上げ、フェンスを乗り越えた。
そして、そして、そして…
僕は、見たこともない場所にいた。
体を預けているのは、ふわふわとしていて平坦ななにか。
ゆっくりと体を起こしてみる。
すると…
すごく、高そうな家の一室にいた。
「…なんでこうなった?」
全く頭が追い付かない。
え?なんで僕こんなところで寝ているの??
僕は確か…
そう、自殺をしようと屋上を飛び降りて…
そんな時、一つの声が響き渡った
「あら、起きたんですか??」
そこには、羽が生えている女性が立っていた。
ここはどこですか?そう聞こうとした。
しかし、相手のほうが早くしゃべっていた。
「では、転生の手続きをしますね」
……は?
「待て待て待て待て!!」
「なんですか?」
「なんですか?じゃないですよ?!こっちがなんですか?と聞きたいです!!」
「なんですかって…今言ったではありませんか。転生の手続きを…」
「転生なんてしたくないんですよ!何故いきなり転生しようとしてくるのですか?!」
僕は楽になりたかったから死んだのに、なんでもう一度「生」を与えられそうになっているんだ?!
「そりゃあ、神様が貴方の生き方と最期を見て、不憫だなと感じたからですよ」
「何もさも当たり前のことを言うように言っているんですか?!」
「え?逆に存じないのですか?」
「当たり前です!」
何なんだ本当に…!!
どうしたらいきなり変な女に転生をさせられそうになったり神様の常識を知りそうになるんだ?!
「もう転生とかいいですから、早く楽にさせてください…」
「すいません。伝えそびれていました」
「…なんですか?」
と、溜め息を吐きながら言うと…
「神様の決めたことですので、貴方に拒否権はありません。」
そんなことを言われた。
…は?
「……………………」
今、拒否権ないって言われた?
「……………………」
「ですので、貴方には転生する以外に道はありません」
まあ、転生した先で死ねばいいか…
「因みに、記憶はそのままで転生してもらいます」
よし!それなら大丈夫だ!
「それと、あちらで自殺されてもいいように死に戻りの力を与えろと言われております」
「…………………………………………」
…終わった
もう一度人として暮らせと…?
それも寿命で死ぬまで…?
「それでは、転生の手続きが終わりましたので転生を行います」
…もう諦めるか
「一つ質問が」
「はい、なんですか?」
「…生活に必要なものは揃った状態で転生させてもらえるんですか?」
「そこはご安心を。しっかりと揃えている状態ですので」
「…家とかは?」
「もちろんございます」
…せめてのんびりとした場所に家を構えたいなぁ
それくらいならやってもらえるかな?
「他に質問は?」
「そしたら、もう一つだけ」
「家の場所や雰囲気は指定できますか?」
「それくらいでしたら、出来ると思います。何かご希望が?」
「はい」
「どのようなものをご希望ですか?」
「のどかな場所に、のんびりと暮らせるような一階建ての家をお願いします」
「承りました」
「それでは、新しい生をご堪能ください」
堪能したくないなぁ…
「いってらっしゃいませ」
そして、視界が白い光に包まれた。
━━━オトッキ町の外れの家━━━
そこで僕は、目を覚ました。