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ほどほどに生きたい騎士団長  作者: お湯おじさん
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プロローグ〜任命

「リュース・マハル」


馬鹿みたいに広い謁見の間で俺の名が呼ばれる。

えっと、どうすればいいんだ? 返事しちゃっていいんだよな? いや、でも、もし仮に喋っちゃいけないタイミングだとしたら? 続く言葉に返事が被っちまったらヤバくね? 処刑とかされるかも? いや、でも響的には返事を待ってる感じの切り方みたいだったつーか、現に続く言葉もないし、これ返事しないとマズイ奴か?


「……はっ」


遅かった? セーフ? 平伏しているから周りの状態が全然わかんねえ……セーフだな、セーフ!セーフ!


「そなたを黒套騎士団長の任に命ずる……励むが良い」


は? いや、なんで? え、俺の聞き間違い? 団長って聞こえたんだけど、末席の俺に団長なんて有り得ないよな?


「……ははっ」


訳の分からない思考でパンク寸前だったが、取り敢えず返事だけは出来た……声震えてた気がするが。



この日、俺ことリュース・マハル((26)童貞歴=年齢、魔法使いへの道まっしぐら!)は帝国騎士団で1番不人気の黒套騎士団長となったのだ。

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