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俺は平凡な人生を送りたい  作者: ハズカシダリア
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ヤバいやつよりヤバいやつ?

主人公は驚かせたいけど、有名になりたく無い派です。

「ぐあ!?」

「この野郎!くたばれや!」

「っくそ…まだ出てきやがる…ふっ!」

「全くキリないわね!」

「これなら次の荷馬車に乗れば良かったよ!」

「んなこと言うなよ!それより商人さん!下がっててくれ!」

「大事な商品が!」「親父!今は命を!」


 その戦闘は、さまざまな感情が渦巻いていた…。

 仲間を切られた怒り、自分の行動に対する後悔、無事を祈ることしかできない恐怖………戦えないものは、ただただ戦闘が無事に終わることを待つことしかできず、それらを守るものは倒しても倒しても出てくる敵に疲弊していくばかりだった。


 しかし、戦っている者たちが恐れていたのは、最初に追ってきていた奴らがここに来ることだった。

 今戦っている相手に少しずつではあるが攻撃を当てられ、肉体的に削られているのに、この連中を纏めているであろう者が迫ってきていると言う焦りで、精神的にも削られていた。


「オラア!」

「っぐ…」

「!リーダー!」

「死ねやあ!!」

「!ッ…」


 そして、焦りから集中力が切れ、守る者たちの指揮者が深傷を負うこととなった。


「邪魔だ!」

「ガ!?」

「リーダー!大丈夫ですか!?」

「す…すまねぇ…へへ…こんくらい大丈夫…だ…」

「!さっきので最後です!早く馬を!」

「だ、ダメだ!馬が何頭か怪我を負わされて動かせねぇ!!今いる馬で動かすなら荷車が重すぎる!!」

「!なら商人さん!今すぐ荷物を!」

「そうしたいが、これをここに置いていく事は…」

「今は人命が!」


 …………ドドドドドドドドドドドドドドド


 その場にいた全員の声が止み…そして、全員が音のする方向を見る。


 そこには10頭の馬に乗った黒いものが迫っていた…。


「ッチ!全員武器を!「とっくに構えてる!!」」

「とりあえず、乗客を全員「ちょっと待った!」?どうした!」

「なんか、先頭に人がいます!さっきの連中の中には居ませんでした!」

「なんだと!?」

「そんな事はどうでもいい!早く「おーい、大丈夫ですかー」!?」


 ―――――――――――――――――――――――――――


 ほんの少しだけ走っていたが馬に追いつかれずに走れるとは思わなんだ…これなら競馬場で1着間違いなしだな!


 ん!あんなところにさっき見かけた荷馬車が!それになんか見たことない顔の整っている連中が武器をこっちに構えてる!?


 と、とりあえず、敵意がないことを伝えねば!


「おーい、大丈夫ですかー」

「俺は悪い奴の仲間じゃないですよー」


 と言いながら、思ったのだがこのスピードのままだと馬たちが止まれないのでは?それはまずいのでは???


「そろそろ、止まるけど止まれるかー?」

「「「「「「「「ヒヒーン(大丈夫ー)」」」」」」」」

「「ヒーン(ちょっと無理ー)」」

「了解、まあ止まれる奴は上に人が乗ってるからそこまで速度出てないもんな!」


 と言いながら、止まれそうにない馬に気をつけながら少しずつスピードを緩める………少し近づきすぎたが、まあ、問題ないだろ……。


「………」

「………」

「………」

「………………」


 なんてことだ!バッドコミュニケーション状態!こう言う時に勇人がいればなぁ…。


「き、君は何者だい…?」

「あ、えーっと……」


 何者って聞かれてもな…正直に転生者なんて言っても信じられるわけないし、信じられても困る。

 かと言って他の誤魔化しやすい事なんて…!


「た、たまたま村から出て歩いてたら、迷っちゃって何日も森を彷徨ってやっとのことここに出られたと思ったら、こいつらに脅されて、返り討ちにしたら、どうやら他にも仲間がいるっぽかったので、ここまで来たんですよー。

 でも、どうやら倒したようですね?」

「あ、ああ、そうだが…」

「そうでしたかー、って、そちらの方は怪我をしてますやん!?大丈夫ですか!?」

「あ…あまり大声をださないでくれ…」

「あ、すみません…」

「ごめんなさいリーダー、今さっきの戦闘で魔力が尽きちゃって…」

「あ、なら俺が治しましょうか?一応回復系は覚えていますので」

「!助かる」

「では…」


 うむ…ここは一番最初に覚えれそうな回復(ヒール)の方がいいよな。


回復(ヒール)

「ッ…」


 少し痛そう、というかきっと傷が急に塞がるから痛いのか?

 まだ、自分に使った事はないが痛みが無い方がいいよな…。

 そんなことを考えていると、山賊を乗せた馬が怪我をした馬を見て、俺の方を見る…。


「これでとりあえず大丈夫ですかね?すみませんが馬の方がかわいそうなので…」

「ああ…これでとりあえず大丈夫だ…」


 確認を取った俺は馬のほうに近寄って回復(ヒール)…は痛かったよなぁ…でも、さっき使ったのは回復(ヒール)だしな……神t


(無詠唱で持続回復(リヒール)を使用すればいいと思います)


 なるほど…じゃあ、口に出した方を無効にしながら使えるんですか?


(可能です、なお、無詠唱の場合MPの消費が10倍となります。

 また、一般的に無詠唱は上位の魔術士くらいでは無いと使えないです)


 はぇ〜、聞きたいことが全部言われた。

 まあ、とりあえず無詠唱で持続回復(リヒール)を使って


回復(ヒール)


 よしよし…これで痛みなく治るな。

 それにしても、動物を傷つけるとは…山賊許せんな。


「んじゃあ、俺はこいつらをこの先の街に連れて行くんで」

「え、ま「お気をつけて〜」…行ってしまった」


 なんか止められそうだったし、さっさと退散しとこー。

 馬をというか山賊を引っ張りながら道に沿って走る。

馬より速いって凄いよね。


次回:団体様は勘違いされる

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